日帰りながら、羽田空港~佐賀空港~武雄温泉~博多~福岡空港~羽田空港を計画し実行してきました。今回は、佐賀空港~武雄温泉までのトラベルレポートです。
ここまでの行程は、以下にまとめました。
朝一で羽田から佐賀空港へフライト!第3ターミナルでの前泊にて
朝一のNH451便を予約し、羽田空港から九州佐賀国際空港まで利用してきました。今回は羽田空港 第3ターミナルに前泊というスケジュールを組みましたので、そのレポートをお伝えします。 この記事で分かること ・費用とPP単価・508番ゲートまでの所要時間・機内の様子 費用とPP単価 このチケットは、国内線セールの時に購入しました。ゆえに、スーパーバリューセールのチケットとなります。 チケット情報 ・料金:10,170円・搭乗クラス:エコノミー・チケット種別:スーパーバリューセール・プレミアムポイント:584・P ...
九州佐賀国際空港
概要
1998年7月28日に開港した、比較的新しい空港です。
開港以来赤字続きだそうですが、インフラとしての勤めのためか様々な施策を打ち出しながら運営されているそうです。
その一つなのかもしれませんが、2015年5月には空港の名称を現在の「九州佐賀国際空港」に変更されました。
その他の特徴的なこととして、有明海に面しているためかバードストライク(人工構造物と鳥が衝突すること)の発生率が高いそうです。この統計を取っていること自体を知らなかったので、学びとなりました。
アクセス
佐賀市の中心地であるJR佐賀駅までは、空港から路線バスで繋がっており、約35分で結んでいます。
自家用車であれば、無料駐車場が2000台分以上が確保され、ターミナルのそばに位置する有料駐車場も以下の通りの料金体系となっています。
時間区分 | 料金 |
---|---|
入場から15分 | 無料 |
15分超~入場後24時間 | 1,000円 |
24時間超過後 | 1時間100円、24時間ごと最大1,000円 |
その他、タクシーやレンタカーも利用できますので、用途に応じて使い分けてください。
旅行記
九州佐賀国際空港

羽田からのフライトを終え、九州佐賀国際空港に降り立ちました。同空港は初めての訪問であり、ANAが就航している九州の空港としては最後の空港でありましたが、とうとう訪問することができました。

降機し、ターンテーブルエリアに出てきたのは9:30でした。前方5列目のシートだったため、降機も早く移動ができるわけです。
さすがに機体が停止して5分ほどでは、荷物がターンテーブルにくることは実質的に不可能なのでガランとしています。
私は預けた荷物は無いので撮影後はそのまま通過し、軽く空港内を散策しました。とはいえ、路線バスに乗車する予定だったので、のんびりはしていられません。


国内線の到着ロビーを出て、左方に向かうとインフォメーションがあります。その間にはANAのチェックインカウンターや出発フロアへのエスカレーターや階段などがあります。
この後、展望デッキで撮影をしてから路線バス乗り場へと向かいました。
佐賀駅へ

空港からのバスは、佐賀空港接続バスです。一部を除き、羽田空港からの到着便に合わせて運行されています。
バス停は、国内線到着フロアのそばから屋外へ出たところにあります。
佐賀空港→佐賀駅BCは所要時間35分、運賃は600円です。


座席は2-2配列で自由席です。つまり、早い者勝ち。シートピッチはそれなりにあって(未計測)、写真の通りLCCよりも広そうです。
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空港を出て暫くは、のどかな田園風景が続きます。次第に街中へと入っていき、佐賀城跡やNHKが見えてくると、佐賀駅は間もなくです。
バスは渋滞もなく、ほぼオンスケにて佐賀駅BCへ到着しました。


佐賀駅BCは佐賀駅の東側にあり、降車後は案内板に従って列車の高架下を進みます。ある佐賀駅の入口(えきマチ1丁目)から屋内に入ると改札口を確認、駅前で撮影を済ませてから改めて改札口へと向かいました。


佐賀駅からはリレーかもめ17号へ乗車しましたが、これがかなりの混雑っぷりでした。車両は885系電車でした。
乗車時間が20分ほどだったため、今回は自由席にしたのですが、結構な混雑で空席を見つけるのにも一苦労しました。


武雄温泉駅に着くと、”リレー”するN700系8000番台(R編成)がいました。迫力がありますね。また、東京では見られないかもめのデザインは新鮮でした。
武雄温泉駅

JR九州・佐世保線と西九州新幹線の停車する駅です。
在来線では、特急「みどり」や「ハウステンボス」 、観光特急の「ふたつ星4047」などが停車します。
武雄温泉駅
住所:〒843-0023 佐賀県武雄市武雄町昭和17
電話:0954-23-2009
歴史は古く、1895年に武雄駅として開業、1975年に現在の武雄温泉駅に改称したそうです。
また、2001年から線路の高架化工事が開始され、2009年に完成しました。


改札口は2ヶ所あり、佐世保線と西九州新幹線がそれぞれ1つずつとなっています。
佐世保線の方が乗降客が少ないのか、規模は小さめです。かつ、自動改札ではないため、SUGOCA等のICカードは使えません。


北口=楼門口には、武雄温泉駅前公園と公園の先には富岡天満宮があります。
特に、武雄市も含めた次の地域は日本遺産に指定されており、「日本磁器のふるさと」としての顔も持っています。
┗佐賀県(唐津市,伊万里市,武雄市,嬉野市,有田町)・長崎県(佐世保市,平戸市,波佐見町)


そんな武雄温泉駅には、改札外に観光案内所とKIOSKがあります。ちょっとしたお土産を入手できます。

また、待合室は改札口の外側にあり、広く洒落た造りとなっていました。
開放的ですっきりとしており、またテーブルも用意されていることからPCやタブレットも使えそうです。
武雄温泉

武雄温泉駅からは、歩きました。武雄温泉 楼門までは約1km・15分弱なので、街並みを眺めながら歩いていけば気にならない距離です。
道順もシンプルで、駅は北口から出て左折します。列車の通る高架と並行に南西(有田・佐世保方面)へと進み、左手にファミリーマートが出てきたら通過し、その先にある「武雄温泉入口」交差点を右折して進めば、上の写真の武雄温泉楼門に到着します。
武雄温泉 楼門
住所:〒843-0022 佐賀県武雄市武雄町大字武雄7427−1
武雄温泉楼門は、新館と共に国の重要文化財に指定されており、温泉街のシンボルである[1]。 両者とも1914年(大正3年)4月12日に完成祝賀会が開かれた辰野金吾の設計によるものである。 門を入ると、資料館である武雄温泉新館と後述する共同浴場及び貸切風呂がある。新館は1973年(昭和48年)までは共同浴場であった。2003年(平成15年)3月に新館が復元され、楼門とともに2005年(平成17年)7月22日に重要文化財に指定された。
出典:Wikipedia 武雄温泉


武雄温泉の特徴と言えばカンカンに熱いお湯で、ぬる湯とあつ湯がそれぞれ約42~約45度となっています。今回、お世話になったのは元湯(もとゆ)です。楼門を入ってすぐのところにあります。
券売機は兼用になっていて、蓬莱湯と元湯は入口が隣同士になっています(右上の写真参照)。訪問時は、蓬莱湯の扉内側のカーテンがかかっていたこともあり、元湯を利用しました。

また、楼門を抜けて右前方に進むと、上の写真右奥にある鷺乃湯(さぎのゆ)があります。
3つのお湯を簡単にまとめると、以下の通りです。
蓬莱湯 | 元湯 | 鷺乃湯 | |
---|---|---|---|
入湯料 | 500円 | 500円 | 740円 |
営業時間 | 6:30~21:30(受付は1時間前) | 6:30~23:45(最終受付は23:00) | 6:30~23:45(最終受付は23:00) |
タオル | 有料 | 有料 | 有料 |
ボディソープ | あり | あり | あり |
リンスインシャンプー | あり | あり | あり |
特徴 | 銭湯、地元民向け | 日帰り温泉、観光客向け | 日帰り温泉、旅館・楼門亭と併用、サウナ・露天風呂あり |
券売機でチケットを買い、入口扉の右手に入泉券受取所(=受付)があるのでチケットを渡します。タオル等をレンタルや購入する場合は、ここで支払います。

屋内に入ると無料の靴箱があります。履物を脱いだ後は、男湯・女湯へと進んでください。
無料の貴重品ロッカーと、100円で返却式の脱衣用ロッカーがあります。
お風呂は天井が高く、開放感があります。湯舟は、ぬる湯とあつ湯の2つがあります。洗い場は10か所程度はあります。
熱いお湯が好きな方には、たまらないお湯です。なお、泉質はアルカリ性単純温泉です。


温泉に浸かった後は、再び徒歩で武雄温泉駅へと向かいます。
武雄温泉・楼門からの道を歩いていると、横に細道がありました。幅は2mもなさそうで、「気付かなければ一生歩くことはなかったのでは?」と思えたので、歩いてみました。"何がある"というわけではなく、地元で長く使われている何気ない道ですが、これからも残っていてほしいと思いました。

武雄温泉からの帰路は、武雄市役所の横を通って南口の「御船山口(みふねやまぐち)」へ戻りました。
北口は県道があって動きのある環境ですが、こちらは駅前ロータリーがあって自動車は基本的に待機していることから、静かな印象です。
最後に

佐賀国際空港から、バスと列車を乗り継いで武雄温泉へ行ってきました。
風景や街の雰囲気は、ローカルを感じる癒される移動でした。
武雄温泉は噂通りの熱いお湯でしたが、熱いお湯が好きな身としては充実した時間となりました。
午前中だったからか人も少なく、ゆっくり浸かることができました。
武雄温泉、次は泊りでそれぞれのお湯に浸かりたいですね。
この後は、再び列車に乗って博多へと移動しました。
それは、次のレポートにまとめておきます。