アメリカのニューヨークは厳冬にあたる2月に、レジデンス イン バイ マリオット ニューヨーク JFK空港を利用しました。今回は、2泊のうち1泊はカード特典の無料宿泊でした。
レジデンス イン バイ マリオット ニューヨーク JFKエアポートとは

アメリカのマリオットグループが展開しているホテルブランドの1つで、長期滞在型のホテルです。室内には、キッチンや調理に必要な道具(包丁・鍋、フライパン等)が用意されており、食洗器や電子レンジまでも設置されているほどです。
今回滞在したレジデンスイン バイ マリオット ニューヨーク JFKエアポートは、その名の通りにJFK空港から車で10分弱という距離にあり、同じ敷地ともいえる真正面には、同じくMarriott系列のマリオット ニューヨーク JFKエアポートがあります。
部屋はスタジオキング、スタジオ2クイーンズ、キング、2クイーンズ、1ベッドルームスイート、エグゼクティブスタジオの6種類です。
アクセス
JFK空港からは、シャトルバスが各ターミナルを巡回しています。もちろん、車ならば駐車場がありますが、有料のようです。徒歩は、正直言って厳しいですね。
よって、私のように中心地などから鉄道で戻ってくる場合は、一度JFK空港に戻ってからシャトルバスを利用すると良いでしょう。
住所:142-30 135th Ave, Jamaica, NY 11436 アメリカ合衆国
電話:+1-7183223113
サイト:https://www.marriott.com/en-us/hotels/nycrj-residence-inn-new-york-jfk-airport/overview/
これは私の主観ですが、当ホテルには必要十分な設備がありますので、スーパーマーケットで食材や飲料を購入して過ごすのもアリかと思います。
ホテルから徒歩圏内にはありませんが、ニューヨークの中心地から電車で来れば乗り換え駅となるジャマイカ駅の周辺には、スーパーマーケットが点在しています。観光の帰りや、ホテルからの往復も良いでしょう。
例えば、下のスーパーであればQ40系統のバスでホテルとの往復も可能ですし、別のスーパーマーケットもありますので、興味のある方は参考になさってください。
なお、ニューヨークまでのフライトは以下にまとめてあります。
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館内レビュー
レセプション付近

入口を入ると、右手にレセプションがあります。気さくな感じで受け付けてくれました。


入館して右側はソファや椅子、テーブルなどが豊富に用意されており、チェックイン・アウトやバスなどの待機にはもってこいのスーペースとなっています。


左手にはミニマーケットがあり、お会計はレセプションでの精算、または部屋付けができます。
マーケット内には、髭剃りや電池などの小物類、インスタントフードやお菓子類、冷凍食品と、ドリンク類はミネラルウォーターやソフトドリンク、種類は少なめですがビールも売っていました。
近隣にはコンビニやスーパーマーケット、CVS等のドラッグストアもないため、部屋で過ごす際には重宝するのではないでしょうか。
エレベーター ~ 通路

海外ではよくある、ステンレスで丸々覆われたタイプです。ガコっと音がするときもあり、箱が動いている感が大きかったです。

エレベータ内は、カードキーをかざさないと動かないタイプで、最近の各ホテルでは、このタイプを多く見かけます。セキュリティ的にも良いですね。人が出入りするホテルという性質上、得たいの知れない人が勝手に客室エリアに入り込まれては、安心して泊まれませんからね。

通路はカーペット敷きですが、幅は結構狭いです。スーツケースを持ってのすれ違いは、厳しいかもしれません。
ルーム 1203/ スタジオ 1キング

今回は、1203号室にアサインされました。12階は最上階にあたるので、部屋のアップグレードというよりも、ハイフロア―というできる限りの会員へのおもてなしなのかもしれないですね。

入室すると、手前にはキッチンや収納があり、奥にはベッドやTV、ワークデスクなどが配置されています。


キッチンには、IHクッキングヒーターや電子レンジが備え付けてあります。


他にも、ビルトイン食洗器やディスポーザー、調理器具などが潤沢に用意されており、さすがは長期滞在型であることがうかがえます。


もちろん食器やボウル、コップといった名脇役も揃っています。

その割に、冷蔵庫はちょっと小さ目で意外でした。キッチンの下側にビルトインさせるためには、致し方なかったのでしょう。

部屋の奥に行くとベッドエリアです。堂々としたキングサイズベッドであり、マットレスも分厚くて安心して身を任せられました。


ベッドサイドの上部には電話機がありました。このあたりは、いつの時代も変わらないですね。収納には、”アメリカのホテルあるある”で聖書が置いてありました。
また、時計はデジタル式でBluetooth接続で音楽再生ができるようでした。ここにUSB-Aポートがありました。電源は日本とアメリカは同タイプなので、そのまま使えました。更に、USB-Aポートも用意されていました。


テレビは、ベッドの正面に壁掛けとなっています。テレビの下はワークスペースも兼ねていて、2段となった洒落たテーブルとなっていました。

窓からは、正面にあったMarriott New York JFK Airportが見えました。あいにくの小雨で画像はギラついていますが、1/3くらいの部屋はまだ明かりがついていますね。この時、既に0時は回っていました。


続いて水回りです。
洗面台は1人分ですが、ワイドな構造となっていて広々と使えます。タオルも、洗面台下の収納に1人あたり2つずつ、タオル・バスタオルが用意されています。
トイレは洋式で洗面台の並びにありますが、シャワーブースからは独立しています。

シャワーブースはガラス張りです。ボディソープ・シャンプー・コンディショナーの3つが用意されており、拘りがなければ必要十分でしょう。
シャワーヘッドは固定式で、水圧は特段、気になりませんでした。


アメニティはほぼなく、歯ブラシすらありませんでした。唯一、洗面台に固形石鹸とティッシュペーパーがあるだけでした。このあたり、旅慣れている人ならば歯ブラシセットなどは常備していると思いますが、そうでない方は国内とは勝手が違うので慢心せずに用意しておくと良いでしょう。エコロジーやサステナビリティが叫ばれる時代となっており、価格面もそうですが環境面にも配慮した取り組みを各企業が行っていることから、特に大手チェーンの場合は歯ブラシ一つもホテル1棟だけでも相当数ですし、グループ全体でみたらとんでもない量が必要となってくるわけで、これからの時代は歯ブラシセットは常備が常識と思った方が良いかもしれないですね。さすがに、タオルは持ち運びの観点から客任せということにはならないでしょうけども。


続いての設備は、クローゼットと金庫です。
入室して右側にあり、キッチンとTV・デスクスペースのつなぎ目に設置されています。
写真の通りかなり細長く、量はあまりかけられなさそうです。冬場は、コートやダウンジャケットなどで場所をとりそうなので、幸位にも多めに用意されているハンガーを上手く部屋内に引っ掛けて使うと良いかもしれませんね。
金庫は、13インチPCならば余裕をもって入れられましたが、最大でも14インチPCまでではないでしょうか。
THE QUIMBY


THE QUIMBYは、グラウンドフロア(GF)にあるレストランです。レセプションと逆側にありますが、建物はシンプルな導線となっているので迷うことなく行けることでしょう。


ブッフェスタイルであり、座席も自由です。1人客でもファミリーでも対応ができるように、丸、四角、横長の四角といったテーブルと、それに基づく椅子が配置されていました。横長のテーブルは、8人テーブル*2脚というセッティングとなっていましたが、もしかすると大家族が泊まっているのかもしれませんね。


ベーコン・ソーセージ・ハンバーグ・卵料理はありますが、サラダ系は見当たりませんでした。


他にも、パンやマフィン・ワッフル・オートミール・フルーツなどが用意されています。


ドリンクは、コーヒー・紅茶・ミルク・パックのジュースなどが用意されています。3~4泊すると、品数的には1周してしまうかもしれません。
フィットネスセンター


運動を欠かさない方向けに、フィットネスセンターも用意されています。コンパクトな作りであるため、設備的にはランニング系とダンベル各種、バランスボールなどが用意されていました。
コインランドリー

長期滞在型ホテルであれば、欠かせないのがコインランドリーです。洗濯機と乾燥機に分かれていて、洗濯機は$3.50でした。


洗濯は30分、感想は40分との表示もありました。
最後に

マリオット系列の「レジデンス イン バイ マリオット ニューヨーク JFKエアポート」に泊まってきました。
深夜着でしたが、スムースなチェックインができました。ニューヨークの中心地やその周辺からすれば、宿泊費はこなれていると言えるでしょう。
JFK空港とホテルは、自社便でのシャトルバスあって無料で往復ができます。レンタカーを使わない派の方ならば、心強い味方ですね。
部屋には必要十分な設備が整っており、自炊も容易でしょう。
スタッフの方々はフレンドリーで、短いながらも気持ちよく過ごすことができました。
宿泊費の高いニューヨークにおいて、マリオット系に泊まるのならば、拠点を空港そばの当ホテルにすることで、多少はコストを浮かせることができます。工夫や臨機応変な対応も、大切なスキルです。
選択肢の1つにしてみては、いかがでしょうか。