宿泊記 旅行記

森の旅亭びえい宿泊記 美瑛の森に佇む17部屋だけの静かな宿 #2

2022-04-02

北の国から 五郎の書置き黒板

連休を利用して、森の旅亭びえいに泊まってきました。その2日目の宿泊記です。この日は南下して富良野へ行き、ドラマ”北の国から”のロケ地=富良野市麓郷市街地と、映画”鉄道員”のロケ地=幾寅駅へ行ってきました。

2日目はのんびりと始まった

連泊の良さは、朝がのんびりできること。国内だし、もう若くもないので予定はカツカツには入れません。ということで、のんびり部屋の温泉に入りつつ、朝食をいただきました。

朝食

焼き魚をメインとした和定食でした。おひたしやサラダ、納豆など多品目を少しずつです。食後は、大豆のコーヒーで〆ました。スッキリした味わいで、コーヒーが口の中に吸い込まれていくような感覚でした。

どれもこれも美味しくいただきました。
大豆のブレンドコーヒーは、生まれて初めて飲みました。

館内をパトロール

食後は、簡単に館内をパトロールしました。客室が17室なので、他のお客さんとすれ違うことは殆どありませんでした。

帳場から食事処へと続く廊下。

1Fは、帳場の先にお土産コーナー、男女別の大浴場、自販機コーナー、食事処などがあり、玄関を挟んだ反対側が客室となっています。

その廊下の突き当りにある食事処 森の坊。夕朝食の会場です。

 

地元のSAPPORO CLASSICよりも、スーパードライの方が人気なんですかね。
大浴場入口。部屋の温泉が気に入ってしまい、2泊3日ながら1回しか利用しませんでした。

 

帳場の並びにあるお土産コーナーでは、木工品を中心に販売しています。
手前は受付時に利用したテーブルで、奥が展望サロンです。

目的地は富良野市にアリ

食後にも部屋の温泉に浸かり、それから支度をして11時台に宿を出ました。幸い、雪は止んでいたので運転はし易かったです。

道の駅 びえい白金ビルケに立ち寄る

出発して間もない位置に「白金青い池」がありますが、過去に一度行っており駐車場も有料となったことから、今回はスルーしました。その先に「道の駅 びえい白金ビルケ」があります。ここも以前に行ったことがありましたが、掘り出し物がないか確認に行きました。結果、特に無かったのですが、お土産のうち消費期限の近いものは50%OFFと大幅値下げしていました。

道の駅 びえい白金ビルケ

〒071-0235 北海道上川郡美瑛町字白金
電話:0166-94-3355
https://hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/16028/

また、ここには「BETWEEN THE BREAD」というハンバーガーショップと、「THE NORTH FACEショップ」が併設されています。館内は外に出ることなくつながっていますが、ちょっとした迷路のようになっています。

こちらが入口で、左奥の建物と繋がっています。
この位置は標高も高く、雪はたくさん残っていました。

シャワーや洗濯機もあります。登山者やキャンパー、ツーリングのライダーなども利用されているのではないでしょうか。

館内にはこのような展示物があり、色々な知識を得ることができます。
移動していたら遭遇した地上との階段。埋もれ過ぎです(笑)
トイレにシャワー、乾燥機付きの洗濯機もあります。
2Fには食事スペースもあります。行った時には、お店がCLOSEでした。
通路で各棟は繋がっており、濡れずに移動ができます。
ところどころに表示があり、親切な作りです。
シアタールームのようなスペースもあり、自動上映されていました。
有人のショップもあれば、無人の自販機コーナーもあります。ポットもあって、カップ麺も作れそうでした。

暫しドライブ

道の駅を出た後は、暫しドライブです。レンタカーにはナビがついていますが、原則的にGoogle Mapsを利用しています。その結果、県道353号線からウニャウニャ走り、一時的に県道298号を経由してから県道253号へ。40km超、1時間ほどで「拾って来た家-やがて町」に到着しました。

ドラマ「北の国から」を感じる聖地

拾って来た家-やがて町

〒076-0161 北海道富良野市麓郷市街地
電話:0167-23-3388(ふらの観光協会)
https://www.furanotourism.com/jp/spot/spot_D.php?id=402

故田中邦衛さん主演のドラマ「北の国から」のロケ地です。この近隣にも、ドラマ関連の建造物が点在しています。一通り見て回るつもりでしたが、ここをじっくり見ていたらあっという間に時間が経ってしまいました。ということで、残るスポットは次回以降の課題となりました。

ここを観るためには、駐車場の先にある”入国管理局”へ行き、入場料=500円が必要です。維持費等を考えると、必要経費だと感じました。また、訪問した日が3月20日だったのですが、主演の田中邦衛さんの命日が3月24日であり、多数のファンの方が弔問・献花などに訪問されるであろうことから、これから準備をされると入国管理局の方=観光協会の方がお話くださいました。我々が訪問した時は、前に1組の客がいただけで滞在中に他の客とは会いませんでした。冬、曇り、人気無しといったあたりから、しんみりした気持ちになったのですが、感情移入しすぎだったのかもしれませんね。

入国管理局です。建物の手前が駐車場、左手に各種建造物があります。
ここで歴史の一部を知ることができます。
黒板五郎さんの言葉が石碑になっています。
読むと、グッとこみ上げてくるものがありました。
純と結の家。バスを丸ごと再利用しているところがインパクト大。
写真の右の窓がバスの最後列。この家の入口は、バスの乗降口です。
こちらは、五郎さんの義妹 宮前雪子さんの家。スキーのゴンドラ(出窓代わり)と電話ボックス(風除室)を再利用しています。
室内のゴンドラ側。右前が流しで、その明り取りとしてスキーのゴンドラが出窓となっています。発想が凄い!
ここは五郎さんの家。雰囲気があり過ぎます。
ここまで作り込んで撮影していたんですね。

道の駅 南ふらの

五郎さんを十二分に感じた後は、再び車を走らせます。行き先は南富良野。目的地は2つあり、うち1つがこの道の駅。休憩と掘り出し物の探索です。

道の駅 南ふらの

〒079-2401 空知郡南富良野町字幾寅687番地(国道38号沿い)
電話:0167-52-2100
https://hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/222/

すると、「ほがじゃ」のお徳用(割れせん)があるじゃないですか!しかも、ほたてとえびが共にあったため、迷わず購入しました。寄った甲斐がありました。

ほがじゃ

”北海道小清水町産じゃがいもでんぷんをベースに、北海道の海と畑のおいしい素材をたっぷり練り込んだ使ったフリッターおせん”(※1)のことを指しています。道内の空港や主要駅、道の駅などでお土産として売っていますが、今回購入したのはそういった箱に入ったものではなく、ポテチのような簡易包装のいわゆるお徳用です。空港や駅などのターミナルでは売っていないと思います。道の駅や街中の商店など、地元の方々への還元目的と思われる販売方法でないと入手できないようです。
https://www.hogaja.com/
※1=公式サイトより引用

道の駅の横には、何やら建設中の建物がありました。後日分かったのですが、これはmont-bell 南富良野店であり、道内最大級の大きさだそうです。こりゃぁまたこなきゃなりませんな。

ここは道の駅の構内だそうです。借地のような契約になるんですかね。

幾寅駅を見学する

鉄道員(ぽっぽや)の幾寅駅(映画では幌舞駅)に行きました。先ほどの県道253号線から国道38号(北海道ガーデン街道)を進み28kmほど、30分強の距離感です。

幾寅駅

〒079-2401 北海道空知郡南富良野町字幾寅

夕方に近づいていたため、少し暗くなっていました。もの悲しさが漂っていました。

実に雰囲気のある駅舎です。電話ボックスも、いい味を出しています。
駅から見て左に、このキハ40型気動車とだるま食堂など、ロケで使用したものが残されています。

駅舎周辺や、内部を見学しました。ここに到着した後に、数人が同様に見学に来ていました。うち1人は根室本線の存廃問題で代行しているバスでやってきて、おもむろに撮影を開始していました。強い意志を感じましたね。

駅の線路側は、映画の幌舞駅となっています。
かなり朽ちてきてきていますね。画的には同駅の風情を表しているものの、今後は撤去されるかもしれません。※2
幾寅/幌舞駅舎内(線路側から見て左手)
幾寅/幌舞駅舎内(線路側から見て右手)

富良野駅〜新得駅間の存廃問題

※2=この根室線の富良野駅〜新得駅間については、存廃問題がありました。残念ながら、2022年1月28日にバス転換を容認することを表明したとのことです。詳しくは、こちらをどうぞ。

ハチ公?!幾寅峠ハチ公之碑を拝む

幾寅駅の見学を済ませ、往路を戻るルートで宿に戻ります。復路としては、道の駅 南ふらのの少し先、この国道38号線の市街地から山間部に入った辺りに、幾寅峠ハチ公之碑があります。Google Mapがなければ知ることはなかったかもしれないところです。往路は反対車線でかつ、入口が分からなかったため、帰り道に慎重に走って入口を見つけました。雪に覆われていると、分かりにくいので注意が必要です。

幾寅峠ハチ公之碑

〒079-2401 北海道空知郡南富良野町幾寅

碑の手前は駐車場になっています。ここに止めて見に行くと、2つの石碑がありました。1つはお目当ての「幾寅峠ハチ公之碑」。もう1つは「鳥獣魂碑」というもの(こちらは情報なし)。共に雪で背面は見れませんでしたが、「幾寅峠ハチ公之碑」はこの土地にハチ公が実際にいたことから、有志が建てたものだそうです。検索することで個人サイトによる解説がありますので、詳細は個々でご確認ください。

鳥獣魂碑と共に並び立つ幾寅峠ハチ公之碑。
幾寅峠ハチ公之碑。雪で未確認ですが、裏面にはお話が書かれているとのこと。

「幾寅峠ハチ公之碑」については、石碑の裏面を未確認であること、公的なサイトや新聞記事等の情報ではないことから、リンクは控えました。

宿に戻る

2日目の夕食

宿に戻った時には、既に暗くなっていました。事前ニ夕食は19:30からとしていたので、部屋の温泉に浸かって疲れを癒してからの夕食となりました。

2日目は、突き当り右の席でした。
先付けから始まる和のコース料理。

メインは富良野野牛と美瑛餅豚の小鍋をしゃぶしゃぶ風にいただきました。その他、お造りや焼き物もいただいて、前日とはまた別の満足感に包まれた夕食となりました。

前菜のサーモンや蛍烏賊の黄味酢掛けなど。
富良野野牛と美瑛餅豚。

最後に

富良野では2大撮影地を見て回り、前後でも気になる所へ行くことができ、無駄なく時間を有効に使って有意義な体験ができました。宿では湯と食に癒され、慌ただしい日々を忘れさせてもらえました。

充実した2日目となりました。

にほんブログ村のランキングに参加中!


数あるブログの中からご覧いただき、ありがとうございます。
記事への関心や楽しさ、興味深さなどがありましたら、下の各バナーを1日1回の【クリック】にて応援くださると、大変励みになります。
どうぞよろしくお願いいたします。

にほんブログ村 旅行ブログへ にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ
空と大地と - にほんブログ村
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

KAMASA

学生時代は添乗員に憧れていましたが、個人的な事情により断念。社会人となり妻と出会い、旅への想いが再燃。日本国内・海外を問わず旅行が好きなのだと再認識しました。妻から陸マイラーや修行僧のことを聞き、行動するようになりました。但し、うちにはワンコ2頭がいるため、修行は弾丸/タッチ系が専らです。2018年にANAダイヤモンド会員となって以来、継続中です。コロナ禍により国内旅行が主となり、飛行機よりも電車旅が増えています。スターバックスコーヒーの全店制覇を目指したり、全国のモンベルショップへ立ち寄ることもしています。

-宿泊記, 旅行記
-, , , , , , , , , , , , , , ,