サンフランシスコにあるHI サンフランシスコ ダウンタウン ホステルへ泊りました。物価の高いサンフランシスコにおいて、リーズナブルに泊まるならここです!観光地として選択肢も多い中で、立地が良く、寝床とシャワーがあればOKな方にお勧めです!
この記事で分かること
・サンフランシスコ国際空港から市街地までのルート
・BART
・HI サンフランシスコ ダウンタウン ホステルとは
・館内や部屋の様子
サンフランシスコへ到着
スムースな入国
約10時間のフライトを終え、サンフランシスコへ初上陸となりました。事前にESTAの処理を済ませてあり、帰りの便の予約もあったことから、とてもスムースな入国となりました。
制限エリアを出ると、視線が自然と足元に向かいました。というのも、都市の名称がタイルに刻まれていたからです。
以前に、ハリウッドスターの名が地面に埋め込まれているシーンをTVで見たことはありましたが、空港にこういったものがあるとは知りませんでした。ちなみに、前出のハリウッドスターの名が埋め込まれているのは、”ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム”と呼ばれているそうです。
なお、羽田からのフライトレポートは以下にまとめてあります。
THE Roomでサンフランシスコへ!NH108便による空の旅
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移動は鉄道
今回の旅行はANAダイヤモンド(継続)修行も兼ねているわけですが、毎度お馴染みの弾丸旅です。
メインはアルカトラズ島の見学ですが、それは2日目を予定しており、この日はホテルへチェックインして翌日に備えることにしていました。
ホテルは、行程を考えて市街地にとっていました。よって、そこまでの移動が必要となり、時間が読み易い鉄道(BART)を使うことにしました。
BARTとは
サンフランシスコ国際空港と市内、及びオークランド以遠などを結ぶ高速鉄道です。Bay Area Rapid Transitの頭文字をとり、BARTと呼ばれています。
運転間隔は概ね、平日で10分、土日は20分となっています。
気になるお値段と所要時間ですが、サンフランシスコ国際空港~市内中心地のPowell St.までは旅行時は$10.00でしたが、執筆時の2024年8月では$10.55となっていて、所要時間は約30分です。
利用にあたっては、切符を買うか、CLIPPER CARDと呼ばれる専用のカード(日本のSuica等に相当)が必要です(2023年10月現在)。
訪問した2023年10月時点では、CLIPPER CARDのスマホ版(アプリ)がありました。券売機に並んでいたら、その横に横断幕でアプリの宣伝があったので、その場でダウンロードをして物理カードではなくアプリで乗車しました。チケット購入の場合、CLIPPER CARDの値段よりも若干高くなるようです。
Powell Street駅
BARTで移動すること約30分で、中心地であるPowell Street駅へ到着します。途中から地下を走りますが、都内のような深さはなく、ホームから地上へは比較的早く出られます。
Googleマップを頼りに、まずは地上へ出てみます。すると、かの有名なケーブルカー乗り場の前でした。ウィークエンドだったこともあり、見物客と乗車待ちの客でごった返していました。乗ってみたいところでしたが、待ってもなかなか乗れそうにもなかったため、今夜の宿へ向かうこととしました。
ホテルは、ここからさほど遠くない位置にあり、まずは向かう方角を確認してから移動を再開しました。
HI サンフランシスコ ダウンタウン ホステル
HI サンフランシスコ ダウンタウン ホステル
今回のホテルはIHG系列やマリオット系列ではなく、コストパフォーマンスに優れていて、観光しやすいという点に重点をおき、booking.comで予約しました。ホステルなので、他人と一緒の部屋ということを割り切った宿泊としました。
決め手となったのは、駅チカ(パウエル駅)とユニオン・スクエアの裏手で近いこと、バス停も数分レベルであり移動しやすい位置にあるということです。
概要
住所:312 Mason St, San Francisco, CA 94102, USA
電話:+1(415) 788-5604
URL:https://www.hiusa.org/
チェックイン:15:00~
チェックアウト:~11:00
サンフランシスコ国際空港からは、前述の通りにBARTのイエローラインまたはレッドラインに乗ってパウエル駅で下車します。地上に出たあとは、ケーブルカーのパウエル駅へ向かい、そこからケーブルカー沿いに坂を上っていきます。
2ブロック先の交差点で左折します。目印は、交差点の手前左側にハーバートホテルがありますので、その先を左折します。
左折後は、更に2つ目の信号を右折するとホテルがあります。右折する交差点の右側には、Fred's Liquor Storeという緑色の酒屋があるので目印にしてください。
チェックイン
ホテルへ入ると、右手にカウンターがありますのでチェックインを行います。女性がにこやかに受け付けてくれました。この界隈で泊まるには1泊数万円が相場であることを考えれば、食事無しながら$60未満で済むので大変助かりました。
その後、チェックイン済ませて部屋番号を教えてもらい、セルフで部屋へ向かいます。
まずは、エレベーターで4階へ上がります。建物自体も年季を感じましたが、エレベータもなかなか渋いものでした。日本では味わえない扉や出入りの仕方なので、エレベーター自体の動きや音も含めてちょっと戸惑うかもしれませんね。なお、セルフで部屋まで移動するので、チップの支払いはありませんでした。
100年以上前の建物とのことですが、リフォームや清掃が行き届いており快適でした。配管や設備がむき出しなのも、歴史を感じる瞬間です。その中にも、コロナ禍を経て消毒液が所どころに用意されていたり、アメリカらしいアート作品も現代風であったりして、古きを活かしながら新しいものを取り入れて共存させていることを強く感じました。
Bed in Men's 4-bed Dormitory Ensuite - Single Use
今回の部屋は、左上の写真のような2段ベッドが配置されていました。先客が2人いて、更に不在のもう1人は最後まで見かけませんでした。私は右上の写真にある下段となりました。
ベッドの下に収納スペースがあり、半々に分かれていました、ここには、キャビンサイズのキャリーも収納できます。収納スペースは施錠ができるので、一応のセキュリティは確保されています。
ベッドには、シーツとタオルが備えてあります。また、コンセントもありますが、PD対応の充電器や変換器などがあると複数同時の充電ができるので便利でしょう。
眺望は、ストリートビュー/ビルディングビューのハーフアンドハーフでした。昔ながらの窓があり、見える景色は人と車とビルディング。そのビルの側面には、アメドラでよく追いかけっこをする非常階段もありました。そして、消防車やパトカーのサイレン、車のクラクションなどが聞こえて、街の喧騒感がよく伝わってきました。
共有部のシャワーとトイレ
今回の部屋はシャワー付きの部屋でしたが、通路には共有のシャワールームとトイレがあります。もちろん、あえてこちらを利用することもできます。
こちらはシャワールームです。すのこと擦りガラスの扉で仕切られています。
中はシンプルで固定式のシャワーのみです。ハンド式だと有り難いのであすが、こちら方がメンテナンスをし易いのかもしれません。水圧や湯音は、利用していないので不明ですが、口コミを見ていると共有のシャワーは水圧・お湯ともに普通であるようです。
また、左の写真の上方にある緑・黄・赤の円グラフのようなものは、シャワーの使用水量によりシャワーの吹き出し口の色が変わるというものです。緑がエコで使用水量が少なく、赤は使い過ぎと言わんばかりの配色となっています。これは、部屋内のシャワーでも同様でした。
トイレは、男女の別がありません。「自宅のトイレ」と考えた方が割り切れるのではないでしょうか。
ウォシュレットでもウォームレットでもなく、単に洋式トイレでした。タオルペーパーとゴミ箱があるのは有り難いですね。
部屋のシャワーとトイレ
続いては、部屋にあるシャワーとトイレのご紹介です。
シャワーはバスタブ付きで、お湯を出すにはちょっと難解です。手順書(英語)がシャワーの傍らにあり、それを参考に何とか使えました。水(じきにお湯へ変わる)のハンドルを回し、バスタブへの吐水口から水が出てきたら、指の写っている写真の位置を下に引くことで、じきに上のシャワーヘッドからお湯が出てくるという仕組みです。最初はなかなか上手くいかなかったのですが、最終的にはお湯を出すことができました。水圧は少し弱めで、湯温は普通でした。湯温は体感なので個人差があるわけですが、部屋がぬるめで共有は普通というコメントを見かけます。なお、ボディソープは無いもののシャンプーはついていました。アメリカらしいですね。
トイレは、共有部分と同様に洋式トイレでした。タンク式なので、一度流すと溜まるまでに時間を要します。ウォームレットでもないので、いきなり座るとヒヤっとするのでご注意ください。
洗面台はコンパクトですが、鏡もあって必要十分です。ソープもあります。
その他
今回は利用しなかったのですが、キッチンやテーブルや椅子を設置したフリースペースなどもあり、食事や会話、情報交換などもできるようです。
参考:Booking.comの紹介ページ
私の場合、旅行先では食事らしい食事をとるというよりも、シチュエーションなどに合わせてビール&つまみというスタイルが多いので、朝食はつけないことも少なくないのです。こちらのホテルは、簡単な朝食が無料でいただけるそうなので、利用してみるのも良いですね。
最後に
ダイヤモンド修行の目的地として、サンフランシスコにやってきました。ここで折り返して、東京経由でクアラルンプールへ戻ります。
空港の駅からは、約10分おきに鉄道=BARTが走っており、タクシーよりも安く時間も読み易くてお勧めです。サンフランシスコの中心地まで、乗り換えなく行けるのも大きいですね。
物価に比例するのか、ホテルは高めの都市です。修行僧御用達のIHGやマリオットは、最安でも18,000円台~であり、30,000円台もザラです(執筆時=2024年8月現在)。今回ご紹介したHI サンフランシスコ ダウンタウン ホステルは、あくまでもホステルなので最安を目指すと何かと共同ということが前提ですが、レートにもよりますが8,000円(予約時)~10,000円チョイ(執筆時)でサンフランシスコの中心地でかつ駅チカに泊まれるというのは、大きなメリットではないでしょうか。これも、旅のスタイルの一つですからね。
価格差が激しい分、宿泊費は抑えてその分を飲食費や見学先のチケット代等に充ててみてはいかがでしょうか?