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【2023】これぞKULタッチ!入国せずに約90分で帰国の途へ!

2023-08-12

この日のNH816便/B787-9

久しぶりにガチなタッチをしてきました。クアラルンプール国際空港に到着後、マレーシアには入国せずにとんぼ返りしてくる行為。KULタッチ。滞在時間は約1時間。降機後は、その足でトランスファーデスクへ直行して発券。その際、サプライズもありました!

この記事で分かること

費用とPP単価

クアラルンプール国際空港とは

KULタッチについて

トランスファーデスクでの出来事

ビジネスクラスのシートや食事

費用とPP単価

コロナ禍前の単価までには、まだまだ時間はかかるでしょう。これの前の発券よりもPP単価は改善されており、善戦はしています。

チケット情報

料金:198906円(KUL-NRT/HND-ISG-HND-KUL)
搭乗クラス:プレミアムエコノミ ー ⇒ ビジネスクラス(アップグレードポイントによるアップグレード)
チケットクラス:E
プレミアムポイント:5,417
PP単価:12.65円

クアラルンプール国際空港とは

概要

1998年6月30日に開港した、マレーシアを代表する国際空港です。マレーシア航空とエアアジアグループのハブ空港ともなっており、長さ4,000m×幅60mの滑走路を3本有しています。

建物は、KLIA*と呼ばれるメインターミナルとサテライトターミナル、更にLCCの離発着を行うLCCターミナル(=KLIA2)という構成です。

*Kuala Lumpur International Airportの頭文字からなる略称

場所柄、日本をはじめアジアやインド、中東、欧州など、多くの航空会社が乗り入れています。

マハティール・ビン・モハマド首相の主導で、これまで運営されていたセランゴール州スバン (Subang) のスルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港(通称 : スバン空港)に代わる空港として建設がスタートし、1998年6月30日に開港。「森の中の空港、空港の中の森」をコンセプトに、黒川紀章がターミナルビルを含む全体計画を設計し、メインターミナルを大成建設、サテライトを竹中工務店が施工した[1]。実際に周辺はプランテーションされたアブラヤシの森に囲まれている。

なお、この空港の開港により従来の国際空港であったスルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港は、マレーシアの玄関口の役割を終えた。

出典:Wikipedia クアラルンプール国際空港

アクセス

クアラルンプールの中心部からは40km以上離れていて、KLIA Express(英語)/KLIA Ekspres(マレー語)でのアクセスが安定的です。クアラルンプールの中心部、KL Central/KL Sentral駅まで30分前後で結んでくれるます。

勿論、タクシーやGRABといった車を使うことも可能です。私は、40kmという距離があることから、時短にもなるKLIA Ekspres一択です。

KULタッチとは

クアラルンプールのペトロナスツインタワー

ここで、KULタッチについてご紹介したいと思います。あくまでも、個人的見解です。

結論を先にお伝えすると、【クアラルンプールに着いて、すぐに出発地へ戻ること】です。

KULとは

世界各地の空港は、国際航空運送協会 (IATA)によって定められた3レターコードというものが割り当てられていて、クアラルンプールはKULとなっています。

羽田空港はHND、成田空港はNRT、アメリカのサンフランシスコ国際空港はSFOといった具合です。

よって、クアラルンプールにタッチしてくる、という意味で使われる名称がKULタッチなのです。

同時に、クアラルンプール国際空港は降機も搭乗も同じフロアで行うため、到着時に入国手続きをせずに別の便に搭乗することが可能です。もちろん、ゲートでの手荷物検査、パスポートと搭乗券のチェックなどは行いますが、到着と出発のフロアも同じという構造上、タッチがし易くなっています。但し、LCC(ローコストキャリア)への乗り継ぎがある場合は、LCCはターミナルが別であるため入国は必須となります。

タッチとは?

パスポートの挿絵
出典:jacqueline macouによるPixabayからの画像

到着したその国に入国する・しないを問わず、到着地からすぐに旅立つこと。乗り継ぎの感覚で考えると良いかもしれません。

では、「すぐに」とは?

これは概ね、翌日までを指していることが多いようです。1泊して戻る、または別の地へ移動することは「タッチ」と称してマイラーは活動していますね。

KULタッチをするための条件

以下の条件を満たしている必要があります。

<入国する場合>
・パスポート
・出国時の航空券
⇒出力したEチケットがベスト。または、出国便の予約が確認できるスマホアプリ等(アプリの場合は、Wi-Fi接続が必要となる可能性あり)
・ビザやESTA(米国の電子渡航認証システム)などの、渡航国が定める必要な書類

<入国しない場合>
・パスポート
・出国時の航空券
⇒出力したEチケットがベスト。または、出国便の予約が確認できるスマホアプリ等(アプリの場合は、Wi-Fi接続が必要となる可能性あり)
・乗り継ぎカウンターを使わない場合は、その航空券のチェックインを済ませてあること(つまり、Webチェックインを済ませてあることが現実的)
・乗り継ぎカウンターを使う場合は、パスポートを見せることで発券可能(出力したEチケットがあればbetter)
・出発時に搭乗便への預け入れ手荷物がないこと(ターンテーブルでの受け取りは、入国が必要となるため)

特に入国しない場合は、旅そのものの準備をしっかりしておく必要があります。座席クラスや航空会社の会員ステータスによって、機内へ持ち込む荷物の個数やサイズ、重さなどが決まっています。

また、日本の出国時にはOKであっても、海外の空港ではNGとされるなんてことも想定しておかないと、現地で涙目になりかねないのです。価値観の違いとか、厳しさだったりとかは読み切れないので、ギリギリは狙わないことが大切ですね。

搭乗記

発券のためにANA Transfer Counterへ

パスポートの写真(イメージ図)

5:50頃に羽田からのNH885便で到着した私は、C25番ゲートから空港施設内に入りました。未入国ですが、マレーシアの地に到着です。

NH885便のフライトについては、以下をご覧ください。

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KLIA公式サイト、フロアマップ
出典:KLIA公式サイト、フロアマップを一部加工

次に必要なことは、発券することです。今回のクアラルンプール入りは、4月8日にこのクアラルンプールから出発し、帰ってきたという体です。なので、出発するためのチケットを用意しなければなりません。

よって、降りたその足でインフォメーションカウンター兼乗り継ぎカウンターへ向かいます。いわゆる、総合案内です。

位置は、上図の通りです。さほど遠くないので、数分程度で到着しました。行き方は簡単で、降機後にサテライトターミナルの中心部に向かって歩いていくだけです。その中心部にあります。

中心部は、KLIA ジャングルボードウォークを中心にサークル状になっているので、右回りでも左回りでも数分もあれば一周することができます。総合案内には、他社の乗り継ぎカウンターも各社の設置基準に従ってオープンしています。ANAの場合は出発の3時間前からであり、総合案内の正面に向かって右側に設置されることが多いです。下の写真のように、「ANA Transfer Counter」という名称が出ていればオープンしているということです。

ですので、成田からのNH815便で到着した直後はクローズとなっていますのでご注意ください。また、羽田から到着して羽田へ戻るNH886便を利用する場合は未確認ですが、「3時間前になってから」と断られる場合も考えられますので、その場合は時間を潰す必要が出てきます。

チケットを発券

ANA 乗り継ぎカウンター

この日、カウンターには女性スタッフがいて、丁寧に対応してくれました。

パスポートを渡し、予約を確認してもらうとすんなりと話が通りました。続けて、アップグレード申請していたからか、またはビジネスクラスに空席があったからか、質問が飛んできました。

ビジネスクラスにアップググレードできるわよ。でも、座席は窓のある島ではないんだけど良いかしら?』

稚拙な聞き取りなので推測混じりですが、こんな会話が始まったので、『構わないのでアップグレードしてほしい』旨を返答、するとモニターを見せながら座席を確認させてくれました。

実は、購入可否は確認ができるギリギリまでチェックしており、恐らく空きはあると思っていました。しかし、確定するまでは安心はできなかったので、朝から嬉しいプレゼントをいただけました。

ゴールデンラウンジ

GOLDEN LOUNGEの入口

チケットを入手し、あとは搭乗を待つだけです。とはいえ多少の時間はあったので、指定のラウンジであるマレーシア航空のゴールデンラウンジへ移動しました。ここでは、軽食と苦いエスプレッソをいただきました。

GOLDEN LOUNGEのコーヒーマシン

お酒は、提供時間に制限があるため、NH816便の場合は飲めません。どうしても飲みたい場合には、コロナ禍以降は、各社のラウンジが閉鎖していることも多く不確定要素が多いので、ラウンジと同じフロアにあるスポーツバー「Sports Bar By Bones」を利用すると良いでしょう。

手荷物検査〜搭乗

C22ゲートの入口

ラウンジをあとにして、搭乗口であるC22へ移動しました。搭乗開始時間の直前のため、ゲート前は手荷物検査による行列ができていました。

特段問題なく通過し、搭乗を待ちます。結果的に、20分ほど遅れての搭乗となりました。このくらいは”あるある”なので、気にはなりませんでした。

フライトインフォメーション

機体:B787-9

レジ番号:JA882A

滑走路:B滑走路、RWY16L

出発(定刻):7:15(現地時間)

到着(定刻):15:25

シート

シート10E

アップグレードでアサインされたシートは、10Eでした。隣席は空いていました。自分で座席指定をする時は、窓側の島>中央の島という優先順位をつけているので、自分でチョイスすることはなかなかりません。なので、今回の10Eはなかなか新鮮でした。

特筆すべきは、窓側の島よりも揺れが少なく感じたことです。酔っぱらっていたからか(だったら、より揺れるのか)、機体の中央寄りだから安定感が違ったのかな?と思ったほどでした。

10Eのオットマンと靴置き場

足元はオットマンが奥深く、フルフラットにしたとしても身長が190㎝であっても無理なく横になれそうです。

フルフラットにしたシート

フルフラットにすると、シングルベッドが出来上がります。これにマットレスを敷きつつ横になることができるのは、ビジネスクラスの特権ですね。

前の席と自席の間にある通路

横を向くと、かなりの圧迫感があるかもしれませんが、その反面、個室感が強くなるので個人的にはwelcomeです。

シート10Eと10Gの間にあるスペース

但し、モニターとモニターの間が大きいのは良いのですが、知らない人とシェアするとなると微妙ですね。家族や友人ならば、気兼ねなく使えるスペースとなります。

ウェルカムドリンクのグアバジュース

ウェルカムドリンクはグアバジュースをお願いしました。日常生活では飲まない・頼まないので、こういう機会を使って飲んでいます。

食事

この日の朝食(和食)

今回は朝の便ということで、朝食をいただきました。ワンプレートでサーブされます。目覚ましのために炭酸をシュワシュワさせたく、ドリンクはシャンパンをいただきました。

朝食

■前菜
中華くらげ
海苔入り玉子焼き
浅蜊煮
牛アスパラガス巻き

■主菜
鶏味噌焼き
白御飯

■味噌汁、香の物
フルーツ

白ワイン(Vol d’Ánima de Raimat Blanco 2018)

セカンダリーは、白ワイン(Vol d’Ánima de Raimat Blanco 2018、スペインのシャルドネ)をいただきましたが、これがとても合ってお代わりもいただいてしまいました。すっかりお気に入りです。

一風堂 プラントベース ラーメン ~プラとん(Pla-Ton)~

ボリューム的には、比較的抑え目です。朝からガッツリという方は、食後に軽食を追加すると良いでしょう。↑の写真は、「一風堂 プラントベース ラーメン ~プラとん(Pla-Ton)~」です。ひと眠りした後にいただきました。

1回目の食事終了後

■軽いお食事
チキンリオナのサンドイッチ
チキンベジタブルカレー

■スープ
茅乃舎 野菜スープ

■麺類
一風堂 プラントベース ラーメン ~プラとん(Pla-Ton)~

■リフレッシュメント
アイスクリーム

■おつまみ
ミックスナッツ
米菓子

成田空港へ到着

お休みタイム中である暗い機内の様子

ラーメンを食べ終わっても機内は暗いままでしたが、大きな揺れや迂回などもなく順調に航行。銚子の犬吠埼の外側を旋回し、成田空港には北側からのランディング。B滑走路16Lを使って36番ゲートへ着岸しました。予定よりも10分ほど早い到着となりました。

エアカナダのAC10便

降機後には、トロントへ向かうエアカナダのAC10便も見えました。まだ未搭乗であり、いつかは乗ってみたいエアカナダです。

最後に

成田空港の到着ロビー、鉄道への乗り換え口付近

早朝のNH816便を使って、成田空港に戻ってきました。この便に乗るためには、宿泊を伴うとかなりの早起きを強いられることとなります。または、空港ホテルや空港で野宿という手段もありますが、今回はそれらすらせずに”タッチ”という荒業を使って搭乗してきました。

ここまでの短時間でタッチしてくるというのは、そこそこ経験を重ねておかないとスケジュールが上手く引けないと思います。また、クアラルンプールの出入国及び空港のシステムが、この短時間のタッチを実現させています。国によっては、入国がマストであるからです。

とはいえ、ステータスの獲得や維持の修行には人それぞれで色々な事情や楽しみ方があると思いますので、どれが正解とか不正解は無いと言えるでしょう。ご自分に合った方法で、ストレスなく楽しいと思えながら行うのがベストだと思っています。

土曜日の夕方に出かけて、約24時間後に帰宅した今回のKULタッチ。私は嫌いじゃありません

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KAMASA

学生時代は添乗員に憧れていましたが、個人的な事情により断念。社会人となり妻と出会い、旅への想いが再燃。日本国内・海外を問わず旅行が好きなのだと再認識しました。妻から陸マイラーや修行僧のことを聞き、行動するようになりました。但し、うちにはワンコ2頭がいるため、修行は弾丸/タッチ系が専らです。2018年にANAダイヤモンド会員となって以来、継続中です。コロナ禍により国内旅行が主となり、飛行機よりも電車旅が増えています。スターバックスコーヒーの全店制覇を目指したり、全国のモンベルショップへ立ち寄ることもしています。

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