2023年9月。写真ではなく、生でコモドドラゴンを見てきました。夏期休暇の目的をコモドドラゴンに設定、インドネシア旅行を企画した中で現地でオプショナルツアーに参加してきました。世界最大のトカゲと言われるその姿は、トカゲとは思えない程でした。
この記事で分かること
・コモドドラゴンとは
・コモド島とは
・パダール島
・ピンクビーチ(パダール島)
コモドドラゴンとは
コモドドラゴン・・・一度くらいは耳にしたことがあるかもしれません。そもそもコモドドラゴンとは何ぞや?について、Wikipediaに聞いてみました。
コモドオオトカゲ(Varanus komodoensis)は、爬虫綱有鱗目オオトカゲ科オオトカゲ属に分類されるトカゲ。別名、コモドドラゴン。
全長200-300cm、頭胴長70 - 130cm、体重約70kg。全長約250cmの個体で平均体重47kgという計測例があるが、食物が体内にあるかどうかで変動が非常に大きい。最大全長313cm、最大体重166kg(セントルイス動物園の飼育個体)。頑丈な体型をしており、メスよりもオスの方が大型になる。
頭部は小型で細長い。吻はやや太くて短く、吻端は幅広く丸みを帯びる。鼻孔は吻端寄りで、やや前方に向かって開口する。嗅覚は発達し、4キロメートル先にある動物の死骸の匂いも察知することもできる。歯は基部が幅広く側偏し、先端が尖り後方へ湾曲する。縁は鋸状で、獲物の肉を切断できるように特殊化している。四肢は発達し、鋭い爪が生える。尾は側偏する。
Wikipedia
コモドドラゴンとは別名であり、世界最大のトカゲとも言われています。日本名ではコモドオオトカゲです。
かのナショナル・ジオ・グラフィックスでも放映されているほどです。
また、過去にイモト アヤコさんが「世界の果てまでイッテQ!」にて紹介したこともあり、こちらのほうが有名かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=1slhucqjiBI
コモド島とは
インドネシアのフローレス海に浮かぶ島で、面積は約500平方キロメートル、人口は約3万人と言われています。
コモド国立公園の一部となっていて、ここに野生のコモドドラゴンが生息しています。
アクセス
コモド島に空港はないため、コモド島の東にあるフローレス島から船でのアクセスが一般的です。コモド国立公園この需要があるためか、フローレス島の空港名はコモド空港となっています。
また、コモド空港はフローレス島の最西端の港町であるラブハンバジョ(ラブアンバジョという書き方・読み方も可)にあり、空港を示す3レターコード1はLBJとなっています。
コモド島、フローレス島、コモド空港、LBJ、ラブハンバジョ、ラブアンバジョ。みな少しずつズレながら繋がっており、慣れるまではかなり分かりにくいかもしれません。
ここまでの旅行は、下記も併せてご覧ください。
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旅行記
出発~パダール島
オプショナルツアーは、宿泊していたホテル=スマダラ・リゾート・コモドにオーダーして参加しました。
朝7:30にホテルを出発し、港へ向かいます。他の宿泊客も同行しており、総勢10名ほどでした。車で15分ほどで、コモド空港の先にあるラブハンバジョのマリーナへ到着、車からスピードボート(以降、ボートと称す)へ乗り換えました。
ボート内では、写真を撮ったり離島と海をぼんやり眺めたりと、皆思い思いに過ごしていました。
ボートが大きいことから、揺れも気にならず酔うこともありませんでした。
1時間ほどボートに揺られ、最初の目的地であるパダル島へ到着です。上陸すると、お土産屋と何故か野生らしきシカがお出迎えがありました。
Pulau Padar
ここからは、階段を上りPulau Padarという景色の良いビューポイントへ向かいます。ところどころにチェックポイントがあり、適宜休憩をとりやすくなっています。環境保全のため、禁煙とゴミの持ち帰りが望ましくなっていました。良いことですね。
チェックポイントは5つあり、良いアクセントとなってくれます。上に進むと、傾斜が急なところも少なくないため、体調・体力に合わせて休憩をとっていました。
登り始めて20分超で、頂上に到着しました。原始的な山や岩肌と、空・海とのコントラストが美しく、見とれてしまう景色でした。登ってきた甲斐がありました。
復路は、同じ道を下っていきます。往復とも、「Hello」と挨拶をしながら歩を進めました。船着き場の手前にはお土産屋があり、地元らしきの方が専ら民芸品などを扱っていました。
ツアー参加者が揃ったところで、ボートに乗り込み次の目的地であるピンクビーチへと向かいました。
ピンクビーチ
次の目的地であるピンクビーチは、場所は同じパダール島なのですが距離があるようでボートで移動しました。この付近には赤サンゴと白サンゴがあり、それらの破片によりピンクになっているそうです。
移動時間は、島の周囲を通って30~40分くらいでした。
このピンクビーチには、観光客向けの海の家が4~5軒ほどありました。ビーチには、我々以外はほぼ人がいない状態でしたが、混みあう時期もあって商売が成り立っているのでしょう。
その海の家付近には、何故か鹿がいました。野生なのか飼っているのかは分かりかねましたが、鹿が売店の横をウロウロしていました。だいぶ人に慣れているようだったので、相当数の人間との遭遇経験がある鹿なのかもしれません。
ツアーとしては、この海の家でのランチが組み込まれており、準備ができるまではそれぞれビーチや浅瀬に繰り出したりして思い思いにに過ごしていました。事前に伝えておいたナシゴレンとミーゴレンががお弁当ボックスにて用意されていました。
コモド島
ピンクビーチでランチを楽しんだ後は、再びボートに乗り込みメインイベントであるコモド島へ移動しました。こちらが、コモド島にあるコモド国立公園です。
島の面積は、マップの示す通りにパダール島よりもずっと広くなっています。
コモドドラゴンの生息地としては、西のコモド島・東のリンチャ島となっていて、その中間にこの前行程で訪れたパダール島がある、という位置関係です。
湾には防波堤があり、ボートはそこへ横づけしました。降りてからは防波堤を歩き、コモド島へ上陸です。
上陸すると、WELCOMEの看板があります。コモド島に上陸したことを、改めて実感ができるでしょう。
上の写真の看板を過ぎるとゲートがあります。ゲートの横も通過できますが、せっかくなので通過して入園しました。
左手にはお土産屋エリアがありますが、散策はガイド付きの団体行動につきここは直進です。結果として、園内散策⇒終わるとお土産屋、となっていますので、散策前に手荷物を増やす必要はないでしょう。
ツアーガイドについていくと、現地のレンジャーさん(2名)と引き合わせてくれました。
挨拶を済ませた後、園内図を使って現在地と幾つかあるコースのうち、回るコースの案内がありました。
また、注意事項として、団体行動順守のうえ1人で行動しない、撮影で遅れる等の勝手な行動をしないなどがありました。ガイドの方は列の前後についてくれるので、何かあれば指摘や注意をしてくれますが、そうならないようにすることがマナーでしょう。
今回の散策は、約1時間で回るコースでした。みな、周囲を見回しながら歩いていきます。また、レンジャーさんが随時案内をしてくれました。
すると、生のコモドドラゴンとの初対面のときがやってきました!
大きさ(長さ?)は1m超といったところでしょうか。周囲の風景とは、近くで見れば差が分かりますが、注意深く見ていないと数十m手前からでは見逃してしまうかもしれません。
これを見学するときは、3~5mくらい離れた位置で行いました。と同時に、大撮影大会の始まりです。コモドドラゴンを刺激しないように、距離は守って行いました。
お約束のポーズも上の通りです。こちら、実際には遠近法を使って距離をとって撮影しています。
その後も、ところどころでコモドドラゴンと出会えました。木や枝、地面、枯れ葉などでカモフラージュされて、やはり近づかないと素人には見つけにくいと感じました。
また、レンジャーさんが見つけた巣穴も案内してくれました。
最後は、海岸側に出てツアーは終了となるのですが、海岸寄りにも木陰で目立たないコモドドラゴンがいました。このように、様々な擬態化により生き長らえているのでしょう。
これらを見終えた後は、お土産屋ゾーンとなります。ゾーンの中を通ることも外側で回避することもできます。Tシャツやキャップ、置き物などを中心に売っていて、またドリンクも取り扱っていました。当然、観光客向けの価格でしょうけど、燃油代とか観光地という地域性を考えれば、妥当なところではないかと感じました。
ちなみにTシャツを購入したのですが、交渉可能だったので値下げ価格で購入できました。私の場合は、最初から値下げ前提で話に乗り、互いの落としどころを見つけて気持ち良く売買ができました。何も言わないと、勿体ないですからね。
お土産屋を一通りチェックし、集合時間が近づいたのでボートへ戻ります。
最後に、入園料や現地レンジャーへのチップですが、ネット上には賛否両論があります。個人的には、環境保護や満足度などからは賛成です。だからと言って、「みんな賛成しよう」ということではなく、あくまでも個人的な意見です。
シュノーケリング~ツアー終了
コモド島を出港した後は、シュノーケリングでした。こちらは私は不参加で、海上のスポットに移動して概ね半数のツアー客が楽しんでいました。
それを終えると、夕方前にはフローレス島のラブハンバジョに戻りました。
最後に
今回は、オプショナルツアーの様子をお届けしました。
ラブハンバジョからスピードボートで移動する日帰りツアーでしたが、とても満足のいく内容でした。
シュノーケリングがメインのツアー客もいたでしょう。それぞれ、主たる目的は違えどツアーに含まれていれば満足度は高いのではないかと感じました。
私の場合は、一生のうち、一度は見てみたいと思っていたコモドドラゴンを生で見ることができましたので、これで十分に満たされました。
コモドドラゴンはもっと遠い存在かと勝手に思い込んでいましたが、インドネシアの島の一つに生息しているとなると旅行も現実味があり、実際に行動することができました。
日本から直行便はありませんが、ジャカルタ(スカルノ・ハッタ国際空港)やデンパサール(ングラ・ライ国際空港)で1回だけ乗り継げばラブハンバジョまで行けますので、興味のある方は是非、オプショナルツアーで訪れてみてはいかがでしょうか。
- 国際航空運送協会 (IATA) によって定められた空港コード ↩︎