ジャカルタから羽田まで、ビジネスクラスを利用しました。特典航空券を数か月前に確保し、夏休みを利用し、コモド島へ行ってしっかりとコモドドラゴンを目に焼き付けてきました。今回のレポートは、最終行程のジャカルタから羽田へのフライトです。
この記事で分かること
・費用とPP単価
・スカルノ・ハッタ国際空港
・出国時の様子
・ANAスイートラウンジの様子
・ビジネスクラスの様子
費用とPP単価
チケットは特典航空券を使いました。数か月前でしたが2席の空きがあったのは、特典枠開放のおかげでしょう。よって、マイル及びプレミアムポイントの積算は無く、加算はライフタイムマイルのみでした。
チケット情報
・料金(トータル):39,260円(CGK-HND)
・搭乗クラス:ビジネス
・チケットクラス:I
スカルノ・ハッタ国際空港
アクセス
インドネシアを代表する国際空港であり、ジャカルタ郊外のバンテン州タンゲランにあります。
ガルーダインドネシア航空や、ライオンエア等の拠点空港となっています。
ターミナルは1~3まであり、日本からのフライトではターミナル3に到着します。ターミナル間は、スカイトレイン(無料)での移動が可能です。
名称は、同国の「独立宣言書」に署名した初代大統領スカルノと同副大統領モハマッド・ハッタの名からとられた。命名者は9月30日事件をきっかけにスカルノから権力を奪った第2代大統領のスハルトである。
出典:Wikipedia
自家用車の他、鉄道、バス、タクシーなどでのアクセスが可能です。ジャカルタの中心部からは約20kmの位置にあるため、特に日中は鉄道以外では時間が読みにくいので、時間には余裕をもつことをお勧めします。
住所:Pajang, Tangerang City, Banten, インドネシア
ウェブサイト:http://www.soekarnohatta-airport.co.id/
フライト情報

この日の機体は、STAR ALLIANCE塗装のドリームライナーでした。スタアラ塗装は、白地に黒のカラーリングがとてもクールです。
フライトインフォメーション
・便名:NH856
・区間:ジャカルタ⇒羽田
・機材:B787-9
・機体番号:JA899A
・出発(定刻):21:25
・到着(定刻):6:50
・滑走路:25R
搭乗記
国内線ターミナルへの到着

ラブハンバジョからの到着は、国内線ターミナルです。今回の旅行のチケットは、いわゆる“別切り*”であったため、預けた荷物はターンテーブルで引き取りました。
その後は、ターミナル間を運行している無料のスカイトレインで国際線ターミナルまで移動しました。
なお、ここまでの旅行に関しては以下にまとめてありますので、ぜひご覧ください。
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特別なチェックインカウンター

ここスカルノ・ハッタ国際空港には、特別なチェックインカウンターがあります。それは、ANAプレミアムチェックインカウンターです。
場所は出発フロア(2階)のGATE1の先で、通常のカウンターとは異なり“エリア”と言った方が良いでしょう。そのエリアへの入口には、上図のようにデジタルの案内板がありますので中へ進みましょう。進んだ先にはデスクとチェアがあり、座っての搭乗手続きとなります。手続き終了後は、入ってきたところから出て、保安検査場へと移動します。
なお、こちらの利用はハードルが高めで、ANAマイレージクラブのダイヤモンドメンバー、またはビジネスクラス搭乗者でないと利用できません。
ラウンジで過ごす

搭乗手続きを済ませた後は、保安検査と出国審査(有人)を経てラウンジへ移動しました。
今回利用したのは、ガルーダインドネシア インターナショナルラウンジです。ガルーダインドネシア航空のラウンジであり、フード、ドリンクが楽しめてシャワーもあります。

場所はちょっと分かりにくいかもしれません。
2階で保安検査~出国となった後は、右に進んだ後に1階へと下ります。1階に下りたら180度ターンし、今度は別の階段で中2階(Mezzanin)へ上がると当ラウンジに到着となります。
入室基準


ラウンジ入口には有人の受付があり、チケットを見せて入室しました。
入室基準は、以下の通りです。
入室基準
■ガルーダインドネシア航空
ガルーダマイル プラチナ
スカイチームのステータス=エリートプラス
■ANA
ビジネスクラス搭乗者
プレミアムエコノミー搭乗者(ANA運航便に限る)
AMC ダイヤモンド・プラチナ・SFC
スターアライアンスゴールド
■JAL
ビジネスクラス搭乗者
JMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイア、JALグローバルクラブ
座席

ラウンジは、横長の造りとなっています。片側がガラス張りで、階下のコンコースビューとなっています。


座席はソファ席がメインで、対面・横並びなどが選べます。ガラス側には、1人用の座席も用意されています。各席にはローテーブルがありますが、丸形であまり大きくはありません。
ラウンジ内の別スペース


コワーキングスペースとファーストクラスラウンジへの扉もありました。コワーキングスペースは写真のように扉で区切られていることから、オンライン会議も人目を気にせずにできそうです。
ファーストクラスラウンジは、禁断の扉の様子であったため内容は分かりかねますが、他社の同ラウンジを考えれば差別化してお金はかけているものと推測します。

また、VIPルームもありましたが、上図の通りです。
こちらは扉を隔てているだけで、意外にも特別仕様・豪華仕様というわけではなさそうでした。
フード&ドリンク


ラウンジと言えばフードとドリンクですが、フードはそれなりに用意されていました。
セルフサービスながらもラクサがあったり、お酒のアテになりそうなフライドポテトや甘辛のフィッシュフライなどがありました。


また、多くはないもののサラダやパン、ライス、甘未も備えてありました。

ドリンクに関しては、ソフトドリンクはセルフでご自由に、アルコールはバーカウンターでスタッフに用意してもらうスタイルでした。そのバーカウンター、タイミングかもしれませんがスタッフの姿は時折~たまにくらいのレベルでしかおらず、飲みたいお客が戸惑う様子も見受けられました。
Wi-Fiと電源


ラウンジには、ラウンジ用のWi-Fiが用意されています。受付に掲示されていますので、入室時に繋げるなり撮影するなりしておくとよいでしょう。
電源はCタイプで、ソファ席にはサイドテーブルに1つずつ用意されていました。海外へ行く頻度の高い方は、マルチタイプの変換プラグを用意しておくと重宝すると思います。ボディソープとシャンプーは携帯タイプ、それと歯ブラシセットがシャワールーム内にセットされています。
シャワールーム
ラウンジ内には、シャワールームもあります。作りはシンプルですが、蒸し暑いインドネシアなので搭乗前にひと浴びしておくのも良さそうです。


ルーム内には、洗面台とシャワーブースに分かれています。ボディソープとシャンプー、歯ブラシセットが用意されています。
今回は利用せず撮影だけでしたが、ネットの情報ではバスタオルは貸し出しているもののドライヤーは無いようです。


シャワーは固定式とハンドタイプの2種類でした。シャワーブースには扉がありません。使い方によっては水浸しになりかねないので、注意が必要です。
搭乗〜機内

今回の搭乗口は2Aであり、ラウンジからは少し距離がありました。搭乗の際は、個人差はありますが5〜10分は見込んでおいた方が良いでしょう。


掲示板の案内よりも早くゲートは開いたようで、到着時には搭乗が開始となっていました。遅いとヤキモキしますが、早い分には座席での荷物の整理や離陸後の準備に時間が使えるので有り難いですね。

シートは9Aでした。事前に、窓側の島の窓側席を指定しておきました。
ビジネススタッガードであり、同じ窓側の島でも通路側と窓側の別があり、配置は互い違いとなっています。

ビジネスクラスなので、上の写真のようにスリッパ、マスクや歯ブラシの入った巾着袋、ヘッドフォン、就寝用のマットレスと掛け布団が座席上にセットされています。

シートはフルフラットとなります。これがビジネススタッガードの最大のウリではないでしょうか。写真はシンプルに枕のみですが、先述のマットレスなどを敷いて休めます。

前席のテーブル下にオットマンがあり足を伸ばします。
着席すると上の写真のビューとなり、上からモニター・オットマン・靴置き場となっています。
ちなみに、寝るときに靴置き場へスリッパを置いてしまうと、フルフラットを解除して取り出さなければならなくなるので、シートの左右どちらかへ置いておくことをお勧めします。

電源はユニバーサルタイプと、USB-Aポートがあります。スマホを充電しながらPCやタブレットなどの充電が可能です。上の写真の中央は、ヘッドフォンの差込口です。

こちらはテーブルです。サイドテーブルの下から、横回転をさせながら出します。食事の際には、CAさんがこの上にクロスを敷いてくれます。もちろん食事以外でも使用可能で、PCやタブレットを使う時には重宝します。


今回搭乗したNH856便は深夜便につき、離陸後に食事はサーブされません。その代わりに、軽食が用意されていますのでベルト着用サインが消灯後には配布されるメニューから軽食やおつまみなどがオーダーできます。メインの食事は、朝食となります。


かくいう私も、お酒とおつまみを楽しみました。
就寝~到着

数時間ながらも、睡眠から起床。今回は食事をスキップしました。気付くと、太平洋上の静岡県付近であり、間もなく着陸態勢へとシフトしていきました。

その後、千葉県上空を東京湾を左手に見ながら降下を続け、ZOZOマリンスタジアムの手前から東京湾を横断、B滑走路へのタッチダウンとなりました。
最後に

ANAの特典航空券を使い、ジャカルタからビジネスクラスに搭乗してきました。
旅行中は、チェックインカウンターやラウンジを利用し、妻も含めてAMCのステータスを活用できました。
今回は別切りのチケットながら、乗り継ぎ時間は余裕を持たせてあったので慌てることもなく移動し、ラウンジでゆったりする時間もありました。別のラウンジもあるので、次回はそちらも経験してみたいところです。
機内では、フルフラットのシートと5スターエアラインのおもてなしを堪能し、深夜便でもガッツリ寝て翌日に備えられました。マイルさまさまです。
また、思いがけずにスターアライアンス塗装の機材(JA899A)であったため、個人的にテンションが上がってしまいました。
これで、今年の夏休みはおしまいです。土日休みのため、特典航空券の獲得は容易ではないですが、先の予定を立てておいてチェックをチョイチョイしておけば見つけることも可能です。逆に、航空券に合わせて行動を決めるというのも、マイラーなりトラベラーなりには必要な素質なのかもしれません。
特典航空券の2枚同時獲得は高難度ですが、1人だけならば渡航先によっては見つけることも難しくはないでしょう。
来夏もまた、どこかへ飛んでいきたいと思います。