今回は、ちょっと贅沢をしてプレミアムクラスに搭乗しました。2022年7月以来の1年9か月ぶりです。機材がB767-300であったこと、かつ王様シートに空きがあった2点から、搭乗2日前の有償アップグレードを利用して搭乗してきました。
費用とPP単価
元々はスーパーバリューセールのチケットでしたが、2日前のプレミアムクラスへのアップグレードに成功し、追加で14,000円をお支払い。よって、PP単価は悪化して21円台となりました。
フライト情報
今回の機材はB767-300、通称76Eと呼ばれる近距離国際線用でした。本職の国際線ではビジネスクラスとして運用されているシートは、国内線運用の場合はプレミアムクラスとなります。よって、今回は少しお得にそのシートを利用できました。
福岡空港
概要
歴史を振り返ると、1945年に席田飛行場・板付飛行場・板付基地として始まり、太平洋戦争の敗戦によりアメリカによる管理もなされていたようです。また、Wikipediaによれば、多くの墜落事故などが記録されています。
現在の福岡空港としては、1972年4月1日にアメリカ空軍から大部分が返還されたところから始まっています。
国内線の羽田-福岡路線は幹線となっており、B787シリーズなどの中型機での運用が多いのも特徴の1つです。国際線は、韓国・中国・東南アジアをメインに、遠くはホノルルやヘルシンキとの直行便も運航されています(2025年8月現在)。
アクセス
博多駅から4km程度という近さが、大きな特徴です。空港からは地下鉄で2駅で、自動車で言えば福岡都市高速のランプも近く、交通の便はとても良い空港です。
その他、2025年3月からは、2本目となる滑走路が完成し運用を始めました。これにより、発着回数が年間12,000回も増加する見込みとのことです。
搭乗記
乗り継ぎ時間は40分

今朝の9時前後に利用した福岡空港ですが、新千歳空港でのタッチを終えて戻ってきました。ここから40分での乗り継ぎですが、これは行程の組み方としては悪手であり、反省しています。
何故ならば、単純に乗り継ぎ時間が短く、飛行機の遅延により乗り遅れる可能性があるからです。特に今回は夕方の便への乗り継ぎであり、日中に発生した様々な要因による遅延の影響がそのまま残ることや拡がることが考えられ、乗り継ぎには時間の余裕は多くあるに越したことがないのです。

札幌からの到着が8番ゲート、乗り継ぐ羽田行きは7番ゲートであったために事なきを得ましたが、ゲートが遠かったり飛行機の遅延があったらどうなっていたことやら。

これを機に、乗り継ぎに必要な時間を調べてみました。(2025年10月現在)
上のスクリーンショットがそれであり、20分以上あれば良いということにはなっています。しかし、受託手荷物(カウンターで預ける荷物)がある場合は(今回は無し)、乗ってきた機材から乗り継ぐ機材への積み替えも発生することから、乗り継ぎ時間に余裕を持たせておくことに越したことはないですね。
また、目に見えにくいことではありますが、グランドスタッフさんにも迷惑をかけかねないと、これを執筆しながら再び反省しています。
今回の旅のうち、他の行程に関しては以下にまとめています。
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待ち時間は短めでしたが、搭乗予定時間を確認したうえで、幸いゲートが隣であったことと、ラウンジも近かったことからANAスイートラウンジにて一休みしました。写真の一杯を飲み終えると、搭乗口へと向かいました。
搭乗

羽田行きNH264便は、7番ゲートからの搭乗でした。搭乗開始は出発時刻の20分前からが基本なので、更にその少し前には到着するように移動しました。
久しぶりのプレミアムクラスということもありましたし、機材は76Eということもありました。この76E、プレミアムクラス(国際線はビジネスクラス)のシート配列は、2-1-2という独特なものです。中央の1となっているシートは、座って右手に大型収納があるという特徴があります。

ほぼ予定通りに搭乗が開始されました。西日に輝く機体を見ながら搭乗します。
福岡といえば今朝は1時間ほど、この時は40分ほど、前回の福岡(下のレポート参照)も数時間と、福岡でゆっくりと観光をしたことがないので、一度は泊りで訪れたいですね。
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出発~到着

このフライトの目的の1つが、この独立したシートです。2-1-2配列の1にあたる席です。
写真の通り、隣接した両サイドにシートはなく、独立しています。また、カクテルテーブルも2人席よりも大きいことも特徴的です。

シートの右手には、ブリーフケースがそのまますっぽり入りそうな収納がついています。今回、私は使うことはなかったですが、第一印象は大きくて深いです。


さすがにビジネスクラス仕様なので、電源もあります。ユニバーサルタイプです。また、USB-Aポート*1もついています。
また、座った時の様子として、1人席ビューは右上の写真です。窓はなくても、両隣が通路なので広く感じますね。

最後に足元は上の写真のようになっており、必要十分な足元が確保されています。しかも、繰り返しになりますが両隣が通路なので、席を立とうが座ったままだろうが、誰に気を遣うことがなかったという経験は、かなり貴重だなと思いました。
プレミアムクラスは、昼頃までは座席指定していない人も含めて空席が多かったのですが、実際に搭乗してみると当日アップグレードもあったのか概ね埋まっていました。
17:30を過ぎて、業務放送の「standby at the door」と「set slide bar」が聞こえて扉が閉まったことが分かりました。
10分ほどで離陸サインがなって、福岡の地を後にしました。

離陸後は揺れの関係から暫くベルト着用サインは点灯しっぱなしでしたが、18時を過ぎてから消灯。すると、ドリンクサービスなどの準備が始まります。
今回はプレミアムクラスだったので、食事もサーブされます。これも楽しみの1つです。
まずメニューが配布され、同時にドリンクの希望を聞かれたため、白ワインをお願いしました。


グラスはガラス製で、エコノミークラスの紙コップとは雲泥の差がありますね。グラスの底には、ANAの刻印入りです。
白ワインは小瓶での提供です。他の赤ワインやスパークリングワインも、オーダーすると同様に小瓶での提供されます。
なお、食事に関しては定刻10:59までの出発便は朝食として軽めのメニュー、定刻11時以降の出発便はしっかりめのメニューとなっています。

この日のメニューは、メインが照り焼きチキンでした。機上でいただくお食事としては、程よい量ではないでしょうか。


2つの小鉢に盛られたお惣菜は、どれも主張は控えめで和を強く感じました。合わせた白ワインがよく合いました。


照り焼きチキンはもも肉だったので柔らかく、山椒がピリッと効いていたこともあって非日常な味付けで気に入りました。
海老とあさりのせご飯も薄めの味付けで、海老やあさりの味が引き立てていました。
味わいながらいただき、19時前に着陸態勢となりました。約1時間45分のフライトであり、序盤30分くらいは動けなかったので、食事を終えると着陸態勢というのは自然な流れですね。
A滑走路・34Lへのランディングで、定刻よりも少し早着で羽田空港に到着しました。停止したのは19:16、中央付近の59番ゲートでした。
これで、本日の全行程が終了しました。
最後に

福岡を夕方発の便で羽田へと戻ってきました。朝は6:50の福岡行きで飛び立ったので、12.5時間ぶりくらいでした。
札幌→福岡→羽田の乗り継ぎは、プランミスであり反省しています。今後は、もっとゆとりを持つべきと考える機会となりました。
フライト自体は、エコノミー席のチケットをお安くゲットした分、76Eでかつ中央のシートが空席という条件で2日前にアップグレードが可能だったので、久しぶりにプレミアムクラスと独特なシートを同時に味わうことができました。
1時間45分という飛行時間は、インター(国際線)メインの私には短いものなので、普段は有償アップグレードはなかなかしなくなりましたが、1回くらいは経験しておいても良いと思えたので14,000円の投資をしました。
お食事も美味しく、個人的に満足度の高いフライトとなりました。




