クアラルンプールから羽田まで、ビジネスクラスの特典航空券を使って帰国しました。チケット代の高騰により、2024年の前半は様子をみながら発券したかったことから、時間稼ぎのための特典航空券を利用しました。
この記事で分かること
・費用とPP単価
・クアラルンプール国際空港
・ターミナル間移動、ラウンジ
・ビジネスクラスのシートや食事
費用とPP単価
今回は特典航空券のため、費用はサーチャージや空港税等のみでした。プレミアムポイントやマイルの加算はなく、ライフタイムマイルのみが加算されまました。よって、PP単価もありません。
チケット情報
・料金:35,780円
・搭乗クラス:ビジネスクラス
フライト情報
搭乗したのは午後発のNH886便で、機材は184席仕様です。184席仕様のビジネスクラスの座席は、フルフラットとなるビジネススタッガードです。
詳細
・便名:NH886
・区間:クアラルンプール⇒羽田
・機材:B787-8
・機体番号:JA813A
・定刻:14:15~22:15
クアラルンプール国際空港とは
概要
1998年6月30日に開港した、マレーシアを代表する国際空港です。マレーシア航空とエアアジアグループのハブ空港ともなっており、長さ4,000m×幅60mの滑走路を3本有しています。
建物は、KLIA*と呼ばれるメインターミナルとサテライトターミナル、更にLCCの離発着を行うLCCターミナル(=KLIA2)という構成です。
*Kuala Lumpur International Airportの頭文字からなる略称
場所柄、日本をはじめアジアやインド、中東、欧州など、多くの航空会社が乗り入れています。
マハティール・ビン・モハマド首相の主導で、これまで運営されていたセランゴール州スバン (Subang) のスルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港(通称 : スバン空港)に代わる空港として建設がスタートし、1998年6月30日に開港。「森の中の空港、空港の中の森」をコンセプトに、黒川紀章がターミナルビルを含む全体計画を設計し、メインターミナルを大成建設、サテライトを竹中工務店が施工した[1]。実際に周辺はプランテーションされたアブラヤシの森に囲まれている。
なお、この空港の開港により従来の国際空港であったスルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港は、マレーシアの玄関口の役割を終えた。
出典:Wikipedia クアラルンプール国際空港
アクセス
クアラルンプールの中心部からは40km以上離れていて、KLIA Express(英語)/KLIA Ekspres(マレー語)でのアクセスが安定的です。クアラルンプールの中心部、KL Central/KL Sentral駅まで30分前後で結んでくれます。
勿論、タクシーやGRABといった車を使うことも可能です。私は、40kmという距離があることから、時短にもなるKLIA Ekspres一択です。
搭乗記
ホテル~空港まで

今回の旅行で宿泊したホテルインディゴ クアラルンプール オンザパークは、10時頃にチェックアウトしました。大手のホテルではレイトチェックアウトが当たり前となってきており、10時であってもレセプションに混雑はなく、スムースに精算を終えました。
昨日歩いてきた道を逆行し、Raja Chulan駅からrapid KLというモノレールに乗ってKLセントラル駅へ向かいます。
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KLセントラル駅からは、空港へ直結するKLIA ekspresに乗車します。KLIA ekspresは、KLセントラル駅より朝5時から24時まで毎時20分間隔で発車しています。
KLIA ekspresへの乗車前に、KLセントラル駅でブランチとしてFRIED BIHUN SIAMというビーフンで作った焼きそば的なものとビールを購入して、車内でいただきました。見た目通りのお味で、サイドに赤い辛味ペーストがあり、刺激の欲しい人にも嬉しいオプションがついていました。目玉焼きはしっかり目に作られていました。


この旅行の宿泊以外に関しては、以下をご覧ください。
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空港にて

KLIA ekspresは、定刻通りにクアラルンプール国際空港(KLIA)へ到着しました。
エレベーターでレベル5まで上がり、サクッと外側から出入口の撮影を済ませてからチェックインカウンターへ向かいます。

お馴染みのFカウンターであり、既に受付を開始していました。預ける荷物は無いので、チケットを受け取って出国手続きへと向かいます。
クアラルンプール国際空港には、顔認証の自動化ゲートが用意されています。入国前にMDAC(Malaysia Digital Arrival Card)に登録をしておくと、入国時及び出国時に自動化ゲートを利用することができます。

出国を済ませた後はサテライトビルへの移動となりますが、出国して間もなくの位置にこのような航空各社のモデルプレーンが展示されていました。


その後、フロアを降りてバスに乗車してサテライトビルへと向かいます。コロナ禍後のターミナル間の移動は、エアトレインではなくバスとなっています。

バスを降りて順路を進むと、サテライトビルの中心部に辿り着きます。中に入ると、2フロア構造の中に免税店や各種ショップが並んでいます。

特に買い物もないので、2階へ上がりゴールデンラウンジへ。マレーシア航空のラウンジですが、ANAの指定ラウンジにもなっています。

入室条件は、ANA便ならばプレミアムエコノミークラス以上、ANAのステータスで言えばSFC・プラチナ・ダイヤモンドメンバー、またはスターアライアンスゴールド保有で入室可能です。同行者に関しては、ステータスホルダーと一緒であれば1名だけ利用可能です。
ちなみに、ラウンジの中は非常に広々としているので、”座れない”ということにはならないと思います。


中にはバー、シートエリア、ビュッフェエリア、ヌードルコーナーエリア、お祈りエリア、お手洗い兼シャワールーム(無料)などに分かれています。上の写真は、ラウンジ内の様子とトムヤンヌードルスープです。
エコノミークラスに搭乗するならば、ここで腹ごしらえをしておくのも一手ですね。ビジネスクラス利用の場合には、悩ましいところです。
なお、ANAの816便(成田行きの早朝便)の場合、当ラウンジのアルコール提供時間前であるため、お酒は一切飲めません。
搭乗~離陸

搭乗開始は13:30頃と聞いていたので、それに合わせてゲートへ向かいました。
今回は、ゲートC4でした。ここでは手荷物検査があるため、液体類やPC・タブレット、モバイルバッテリーなどは出さなければなりません。


この日のシートは1Kであり、右側の窓側席です。機材がB787-8の184席仕様なので、右上の写真のように中央の島には両サイドにテーブルがある通称”王様シート”があります。

私の時計で13:59にStandby at the doorの業務連絡が流れ、続けてSet slide barも聞こえたため、ドアが完全に閉じたことが分かりました。
前後して、ウェルカムドリンクが配布されました。今回はアルコールではなかったので、普段は飲む機会が稀なグアバジュースをあえて選択、美味しくいただきました。
シップは、14:20頃にクアラルンプール国際空港を離陸しました。
機内

5分ほどでベルト着用サインが消灯し、自由時間がやってきます。ドリンクサービス~食事という流れで、CAさんが多忙な時間帯となります。



ドリンクはシャンパン/ドラピエからスタート。しっかりした風味の印象のあるシャンパンです。
アミューズは、チキンボール スイートスパイシーマヨネーズとサーモントースト。「お酒を飲んでください」と言わんばかりのテイストでした。


食事は、洋食の肉料理をお願いしました。それを用意している間に、アペタイザーのサーモンと帆立貝のタルタル スモークダック 海老のマリネ、ほぼ同時にブレッドがサーブされました。
それらを食べ終えると、頃合いを見計らってメインがやってきます。牛フィレ肉のステーキ 山葵風味のソースです。見るからに”ザ・お肉”ですね。
機内食
■アミューズ
チキンボール スイートスパイシーマヨネーズとサーモントースト
■アペタイザー
サーモンと帆立貝のタルタル スモークダック 海老のマリネ
■メインディッシュ
牛フィレ肉のステーキ 山葵風味のソース
■ブレッド
ラウゲンロール
ミニフレンチバゲット

食事が終わると、機内は照明を落としてナイトモードへ。私も暫し、休みました。
羽田空港へ到着
この日は順調な飛行だったようで、A滑走路へのランディングで106番スポットに21:22の到着となりました。定刻よりも50分ほどの早着です。この先の行程がある身としては、電車の心配もなくなり有り難いことでした。

入国手続きのエリアまでは距離がある106番スポットでしたが、鈍った体を動かすと解釈すれば程よい運動です。
自動化ゲート~スタンプ~税関申告(Visit Japan Web)をスムースにこなし、降機から10分チョイで到着口の扉を越えました。
最後に

クアラルンプールでは、ホテルもゆったりとチェックアウトができ、移動もKLIA ekspresで高速・快適でした。
約3時間前に空港入りができたので、時間に余裕がありゆとりをもって行動ができました。
今回は免税品やお土産を買うことはありませんでしたが、その時間も十分にとれたでしょう。
弾丸日程ではありますが、機内も含めて自分なりには楽しめました。
さて、2024年はプレミアムポイントのキャンペーンの有無が気になるところであり、その様子をうかがう意味で修行の発券を控えました。
とはいえ、遅れてはいるもののブログは続けていきます。
それでは、次のフライトでお会いしましょう!