2023年のゴールデンウィークは、タイのカオラックへ行ってきました。コロナ禍前は毎年同じホテルで過ごしており、ようやく今年は行くことができました。ANAダイヤモンドはラウンジまでながら、それでもNH*Gや有料座席指定などで快適な移動でした。
この記事で分かること
・費用とPP単価
・チケット情報
・チェックインやラウンジの様子
・機内での様子
費用とPP単価
ANAの日本発券は、高くて高くて手が出ません。妻との旅行であるためバンコク発券というわけにもいかず、検討した結果、スターアライアンスの中でもタイ国際航空のお世話になりました。なお、タイの国内線区間はタイスマイル航空であっため、プレミアムポイントの対象外となりました。よって、目を背けたくなるようなPP単価となっています。
チケット情報
・料金:149,400円(HND-BKK-HKT-BKK-HND)
・搭乗クラス:エコノミー
・チケットクラス:S
・プレミアムポイント:1,434
・PP単価:52.09円
フライト情報
タイ国際航空の定番フライトを利用しました。スワンナプーム国際空港で乗り継ぎがあるので、この便であると効率よく移動ができんですよね。
フライトインフォメーション
・便名:TG661
・機材:A330-300
・機体番号:HS-TEO
・区間:羽田 → バンコク/スワンナプーム
・定刻:0:20~4:50
・滑走路:D滑走路 05
羽田空港第3ターミナル
アクセス
日本を代表する空港の一つ、羽田空港。その国際線業務を担っているのがこの第3ターミナルです。2023年7月19日からは、第2ターミナルでも国際線の運用を再開しました。
住所:〒144-0041 東京都大田区羽田空港2丁目6−5
電話:03-6428-0888
ウェブサイト:https://tokyo-haneda.com/floor/terminal3/index.html
鉄道、モノレール、車、バス、もちろんタクシーという具合にアクセス方法は複数選べます。出発地や時間などに応じて、最適な手段をお選びください。
羽田空港入り
3時間前からのチェックイン
ANAならば、3時間以上前でもチェックインカウンターが開いていますが、他社だとそうはいきません。3時間前にならないと開かないので、それに合わせて空港へ行く必要があります。今回は、スターアライアンスメンバーであるタイ国際航空のお世話になるため、3時間前になったらチェックインができるようなタイミングでの空港入りとしました。
電車を降りて出発ロビーへ向かい、カウンターを確認します。便名はまだ表示されていませんでした。そこで、インフォメーションで確認するとタイ国際航空はKカウンターとのことでした。
早速移動してみると、オープン前ということもあって多くの人が並んでいました。
よって、ここではNH*Gを使って回避しました。オープン前なので並ぶことに変わりはないのですが、並んでいる人数には大差がありましたので、効果は大きかったですね。
保安検査場で気になること
チケットを受け取り、次は保安検査です。羽田はPC類やモバイルバッテリーですら出さずに済むのでとても助かります。
しかし、気になることが一つあります。それは、検査時に使うカゴの返却のことです。細かいことなんですけどね。
手荷物をカゴに入れてチェックを受け、OKとなったら荷物を引き取るのですが、引き取った後はそのカゴを所定の場所へ返却することになっています。でも、これをしない人が多いんですよね。
「もう少し表示を増やした方が良いのでは?」といつも思っています。
ラウンジでのひと時
無人機での出国手続きを済ませ、スタンプを押印してもらい出国。すぐに右折して、ラウンジへ直行です。
受け付け手続きを済ませ、シャワーを確認します。予約を入れてそれなりに待ちましたが、意外と早く呼ばれたためお世話になりました。
シャワーの前後で夕食やワインを楽しみました。ラウンジの良さでもあります。
ゲートは最果ての地
今回のゲートは、罰ゲームのような142番でした。最北・最果てです。
コロナ禍前ならば、タイ国際航空は最南の105番が定番であったため、遠いながらもこのラウンジは理にかなっていましたが、コロナ禍で色々な意味での整理や第2ターミナルの国際線運用開始など、リソースの最適化ということなんでしょうね。
よって、移動には15分くらいはかかる想定をしてラウンジを出ました。先ほど出国した出国審査を横目に、北側へと移動しました。
ゲート付近には、多くの搭乗を待つ人たちが待機していました。このゲートは、2Fに下りたところにあるという構造です。110番台のゲートは、3Fでゲートを通過してから2Fへ下りますが、140番台は先に2Fへ下りてその先にゲートとなっています。
搭乗開始が間もなくということもあり、既にゲートはオープンしていました。優先搭乗(ビジネスクラス・スターアライアンス/ロイヤルオーキッドの各ゴールドメンバー)とエコノミークラスに分かれていたため、ここで再びNH*Gパワーを利用して優先搭乗の列に並び搭乗しました。よって、早くスムースに搭乗ができました。ステータスが活きますね。
セルフ”プレミアムエコノミー”
さて、このフライトではクラスがエコノミーとビジネスの2種類のみです。そもそも、タイ国際航空はプレミアムエコノミーは採用していません。機材によってはファーストクラスもありますが、基本的にはビジネスとエコノミーの2種類です。
そんなフライトですが、座席指定時にバルクヘッドシートを購入することができるため、足元の広さを確保していました。いわば、セルフでの”プレミアムエコノミー”といったところでしょうか。
シートは2-4-2配列で、31Jと31Kを利用しました。さすがに足元は広く、2列ということで他者を気にする必要もなく、エコノミーの深夜便ながらなかなか快適でした。
シートの様子は、以下の写真をご覧ください。
とはいえ、エコノミークラスなのでリクライニングは厳しいですが、足を伸ばせるのは大きいですね。
枕やブランケットもあるので、寝るにも困りませんでした。頭はヘッドレストで事が足りたので、枕は腰に当てていました。
テーブルはひじ掛けから出して広げるタイプです。ドリンクホルダー用の穴があると、便利なんですけどね。
足元には、電源(ユニバーサルタイプ)があります。USBポートはないので、PD電源の出番です。PD電源は旅行用に1つ用意しておくと、良いのではないでしょうか。何かと重宝しますよ。
夜食と朝食
さて、出発です。D滑走路からの離陸は、0:50頃でした。
離陸して10分程度で、CAさんの動きが慌ただしくなり、夜食が配布されました。日本時間で1時頃です。
内容はポテトサラダのパンとミネラルウォーターでした。これが、期待を裏切る美味しさで、すぐに無くなってしまいました。
食後の1:20頃には機内も暗くなり、消灯となりました。
目が覚めたのは3時頃でした。朝食の準備でザワつき始めたことがキッカケでした。
朝食は、ワンプレートでサーブされました。内容はエビとキノコの出汁ご飯、クロワッサン(マーガリン、いちごジャム付き)、ヨーグルト、フルーツ、ミネラルウォーターでした。寝起きながらも、美味しく残さずいただきました。
食後はコーヒーを勧められたことと、目覚めのためにいただきました。
到着はC9
食後、しばらく続いたフライトも、現地時間の5時を過ぎたところで終了となりました。外はまだ暗いものの、街灯などは明るい街並みでした。
19Lへの着陸を経て、シップはC9ゲートに接岸しました。降機すると、間もなくコンクリートの打ちっ放し、そしてステンレス製の各種フレームでメタリックな印象の空港内に入りました。表示は黒字に黄色という最も目を引くカラーリングとフォントで、いつ見ても分かりやすさを感じる表示ですね。
そのまま、タイ国内線への乗り継ぎ手続きに向かいます。分かりやすい表示で書かれており、迷わず進めました。国内線乗り継ぎ用の入国審査の手前には、”Domestic Transfers”の表示があり、タイ国際/タイスマイル/ベトジェットエア側と、バンコクエア側に別れる表示があり、並ぶ位置に違いがありました。これも分かりやすくて良いですね。
入国審査に並ぶ人は少なく、すぐに審査を受けられました。特に時間を要することもなく、スムースに入国ができました!
最後に
今回は、久しぶりにタイ国際航空に搭乗しました。
ゴールデンウィークのピーキーな時期でしたが、大行列ののような酷い目には遭わずに済みました。ダイヤモンドステータスとNH*Gのおかげですね。
ANAと同じアライアンスのタイ国際航空は、以前から羽田空港の駐機場は端っこでしたが、コロナ禍を経て南から北に変わっていたものの、大勢に影響はなく『いつものことだよね』とも理解できました。
自力でのプレミアムエコノミー化は、せめてもの抗いであり、ビジネスクラスでなくても深夜便ならば妻も含めてアリだと思いました。追加料金を払う価値はあると思います。
深夜便の特性を活かし、朝から活動したい方や乗り継いで別の地へ行く方にはお勧めのフライトです。
かくいう私も、数時間の待機を経て次の地へ向かいました。そのお話は、次のレポートにてお伝えします。
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