朝一のNH451便を予約し、羽田空港から九州佐賀国際空港まで利用してきました。今回は羽田空港 第3ターミナルに前泊というスケジュールを組みましたので、そのレポートをお伝えします。
費用とPP単価
このチケットは、国内線セールの時に購入しました。ゆえに、スーパーバリューセールのチケットとなります。
フライト情報
今回の機材はエアバス社のA320、表記としては32Pでした。全146席という、国内線のジェット機としては最小の機材でした。
羽田空港
日本の玄関である羽田空港。ターミナルは第1~第3に分かれており、第1はJAL(国内線)、第2はANA(国内線/国際線)が主に使用しており、それぞれの航空連合も紐づいて運用されています。第3は国際線専用です。
また、2023年7月19日からはコロナ禍で休止していた第2ターミナルの南側エリアの国際線運用が再開され、2025年3月19日からはターミナル本館とサテライト(別棟)が接続されています。
住所:〒144-0041 東京都大田区羽田空港2丁目6−5
電話:03-6428-0888
ウェブサイト:https://tokyo-haneda.com/index.html
鉄道、モノレール、車、バス、もちろんタクシーという具合にアクセス方法は複数選べます。出発地や時間などに応じて、最適な手段でのアクセスが可能です。
搭乗記
第3ターミナルに前泊

今回の佐賀行きは、一度帰宅してから荷物を持って羽田空港入りというスケジュールでした。始発では間に合わないため、出発が8時台までの国内線フライトはいつも前泊をしています。
羽田空港 第3ターミナル到着後、この後は時間があるため展望デッキに出てみました。すると、スタアラ塗装のB787-9(JA875A)が接岸していました。

屋内に戻り、寝床を探します。
佐賀行きは国内線のため第2ターミナルからの出発ですが、第2ターミナルは24h営業ではないため、ホテル(空港・近隣)かこの第3ターミナルでの前泊ということになるため、たいていは第3ターミナルにて前泊をします。いわゆる”野宿”です。
今回も野宿であり、上の写真にある通り、横長の椅子で仮眠をとりました。
ところで、セキュリティ面が心配な方も少なくないと思いますが、空港内には警官や警備の方が配置され巡回しています。男女や国籍を問わず野宿している人はいますので、世界的に見て比較的安全だと思い、野宿を実行しています。とはいえ、これは完全に自己責任の世界です。不安がある場合は、空港内外のホテルを利用されると良いでしょう。
野宿をすると、スマホやらタブレットやらで電源が欲しくなりますが、モバイルバッテリーがあればそれも解消できます。深夜に使ったとしても、朝からラウンジが利用できるので充電させてもらっています。
とはいえ、LCC利用などであれば虎の子のモバイルバッテリーとなるため、使いどころを見極めることになりますね。
ラウンジをオープンから利用する


朝は5時前には起きて、洗顔などを済ませて出発です。ラウンジは5:15にオープンするので、5時頃の無料巡回バスで移動すると程よい時間となります。

5:10頃に第2ターミナルへ到着しました。バスは、到着フロアの地上1階に止まります。
空港内に入り、エスカレーターで出発フロアへ上がり、右手にあるANA SUITE CHECK-INへ。オープン直前で、5~6人の待機列がありました。この行列、週末だと結構な頻度で見かけます。個人的には、オープン前に入口前で並んで待つというのは、せっかちな印象があるため好きではありません。しかし、キャンセル待ちやカウンターでのアップグレード勝負など、人それぞれ事情がありますからね。

ラウンジでは、朝食を食べつつ寛ぎました。さすがに長椅子で寝ていたので体がバキバキで、この日の活動に備えておきました。
搭乗

ラウンジには1.5hほど滞在し、搭乗口へと向かいます。この日の搭乗口は508番ゲートでした。ANA SUITE LOUNGEから向かうときは、ラウンジエリアを出たら左折して北側へと向かいます。508番搭乗口までの所要時間は、およそ10分弱くらいです(個人差があります)。


500番台の搭乗口は、1フロア下のバスラウンジに集約されています。バスラウンジは、59・58番搭乗口の間にあるエスカレーターと階段を進んだ先にあります。飛行機には、このバスラウンジにある搭乗口=ゲートを通過後にバスへ乗り、飛行機のそばまで移動してから搭乗するというスタイルです。


今回は駐機場内、C滑走路16Lの端付近に3つだけある建物からの搭乗となりました。こちら、ボーディングステーションと呼ばれる建物だそうです。
具体的には、503,504,506番スポットのうちのどれかですが、バスから降りると確認する間もなく機内への搭乗を促されるので確認は出来ていません。今後は周囲の風景から察するようにしたいと思います。
ボーディングステーションはシンプルな構造なので、導線の通りに進んで1フロア上がり、機内へと進み搭乗しました。
機内

今回のシートは5K、バルクヘッドシートです。プレミアムエコノミークラスの真後ろで、写真の通りに窓2つ分 + αのゆとりのあるシートです。

電源(ユニバーサルタイプ)とUSB-Aポート*1も用意されており、何かと助かります。野宿した場合でも、チャージができますね。


定刻を若干過ぎた7:20頃に、「セットスライドバー」の業務連絡が流れました。1機の飛行機が安全に飛び立つために、機内・機外でCAさんやグランドハンドリング(通称:グラハン)の方々が忙しく動いていることを実感する瞬間です。
外に目をやると、グラハンの方がそれぞれの仕事を全うされており、ささやかながら感謝の念を抱きました。


7:40になると離陸のサインが流れ、D滑走路RWY05から離陸しました。
合成写真のようによく晴れた日で、右ターンした後に見えた景色には、離陸で使用したD滑走路や海ほたるがクッキリと写っていました。

安定飛行に入り、8:00頃からドリンクサービスが始まりました。アップルジュースとコンソメスープをいただきました。
その後の機内では、持参したタブレットで動画を楽しみながら過ごしました。


9:20頃、有明海が見えました。海苔の養殖か何か、四角い区分けがなされていました。
タッチダウンは自分の時計で9:22。定刻は過ぎていましたが、急ぐ旅ではなかったので気にしませんでした。

5列目ということもあり、降機は素早く行えました。荷物は機内持ち込みのみなので、ターンテーブルはスルーしてランドサイドへ。
佐賀国際空港に到着しました。
最後に

空港での野宿を経て、佐賀国際空港までのフライトレポートでした。
羽田空港は、第3ターミナルが24時間稼働となっており、一夜を過ごすことが可能です。第3ターミナルからの出発のみならず、第1・第2ターミナルからの出発便目当てに利用することも可能です。
セキュリティ、警官が深夜でも巡回しており比較的安全に感じていますが、あくまでも自己責任となります。
飛行機に乗るときは、搭乗や機内(座席や飲食)に目が向きがちですが、機材の到着~出発まではCAさんやグラハンの方々に支えられていることを再認識できました。
旅による自己満足だけでなく、こういった小さな気付きも大切にしながら、今後も国内外を旅していきたいと思います。