特典航空券を発券し、NH109便のビジネスクラスにて妻と共に帰国しました。その時のフライトレポートをお届けします。
費用とPP単価
特典航空券なので、PP単価はありません。付与されるのは、ライフタイムマイルのみです。
ここまでの行程は、以下のレポートにまとめています。
ANAのビジネスクラス THE Roomを利用して、ニューヨークへ行ってきました。今回は、妻にもTH ... 続きを見る アメリカのニューヨークは厳冬にあたる2月に、レジデンス イン バイ マリオット ニューヨーク JFK ... 続きを見る
【2024】ANA THE RoomでNYへ!NH160搭乗記
レジデンス イン バイ マリオット ニューヨーク JFKエアポート宿泊記
フライト情報
ANAのニューヨーク→羽田便は2便ありますが、そのうち昼過ぎの出発便であるNH109です。約14時間30分というロングフライトは、羽田とクアラルンプールを往復するくらいの所要時間です。
ジョン・F・ケネディ国際空港

アメリカを代表する空港の1つです。ニューヨークには3つの空港があり、そのうちの1つがこのジョン・F・ケネディ国際空港です。他にも、ラガーディア空港、ニューアーク空港があり、大都市ニューヨークでの発着を支えています。

ANAが使用するターミナルはターミナル7です。一方で、2026年に開業予定のターミナル6への移転が決まっており、初期から運用を開始する予定です。まず、2026年に6つの搭乗口がオープンし、最終的に完成は2028年を予定しているとのことです(2025年7月現在)。
FYI:Aviation Wire
また、同空港はスクラップ & ビルドや改修を行ってきた歴史があります。その結果、2025年7月現在、ターミナル2,3,6,9は存在していません。なお、ターミナル6のみ、前述の通りに2026年に利用再開となる見通しです。
搭乗記
ゆとりをもって空港へ

ホテルを10:30発のシャトルバスを利用し、10分ほどでジョン・F・ケネディ国際空港へやってきました。

預ける荷物は無いものの、旅の記念とするペーパーチケットをいただくためにチェックインカウンターAへ。
一般のカウンターも含め、人はまばらでスムースな手続きができました。
チェックインカウンターでチケットを受け取った後は、手荷物検査と出国です。
手荷物検査では、何人たりとも靴は脱ぎ、PCやタブレット・モバイルバッテリーなどはカバンから出す必要があります。
100ml以内の液体類は、定型サイズの容器(ビニール袋)に入れて封が閉まっていなければなりません。
ご参考までに、ANAではこちらで案内をしています。

無事に出国した後は、左手のエスカレーターで1フロア上がってラウンジへ。HORIZONS T7 LOUNGEです。
向かって左がファーストラウンジ、右がビジネスラウンジです。入室条件は、以下の通りです。
ラウンジの面積は、ファーストラウンジよりもビジネスラウンジの方が広くなっています。対象者の絶対数の割合と思われます。


室内の照明は明るすぎることがなく、落ち着いた雰囲気です。ソファエリアとフードエリア、奥にドリンクエリアが用意されています。


シャワールームがないのが玉に瑕ですが、フードとドリンクはそれなりに用意されています。

ここで暫く寛いでから、搭乗口へむかいました。
搭乗

チケット記載の搭乗開始時刻に従い、搭乗口であるゲート6へ移動しました。12:25を目安に向かうと、既に搭乗が開始されていました。

搭乗はL2ドアからです。シートは13Kだったので、むしろ近くからの搭乗となりました。
THE Roomでフライトを楽しむ

今回は特典航空券を使っており、復路もビジネスクラスを押さえていました。14時間超のフライトですが、むしろ長く楽しめるというものです。


機体は、定刻よりも早い12:50にはボーディングブリッジから離れていきました。定時運航率の高さは、こういった積み重ねですね。
広大なジョン・エフ・ケネディ空港をタキシングで進んでいるうちに、ニューヨークのビル群がはるか彼方に見えてきました。修行をしていれば、再び訪れることもあるでしょう。


13:08頃に離陸を開始し、GE90が唸りをあげて飛び立ちました。今度は、上空からニューヨークの中心地を望みます。
10分も経たないうちに、ベルト着用サインが消灯しました。機内の張りつめた雰囲気が、ガラッと変わる瞬間です。とはいえ、CAさんはここからが大忙し。ドリンクサービスやら料理の準備やらで、フライト前半の山場だと思っています。

食事は14:30頃からでした。5列目などは、もう少し早くサーブされていたことでしょう。お腹があまり減っていなかったため、事前に相談しメインのお肉は夜にいただくことにして、それ以外をいただきました。
この日のメニューは、以下の通りです。

アミューズは「揚げ豆腐のサラダ」と「ビーフブレザオラと洋梨のクロスティーニ」。ドリンクは、シャンパン(カステルノー)をお願いしました。

続いては、メインとデザートを除いたアペタイザーやブレッドです。鴨のスモークは塩味が程よく、シャンパンがすぐになくなりました。ドレッシングの酸味も、良いアクセントでした。

締めは、ハーゲンダッツをいただきました。飲食後のアイスはサッパリするので、いつもお願いしてしまいます。

食事を終えると、眠くなります。扉を閉めて、本能のまま横になります。

B787シリーズのビジネススタッガードもそうですが、フルフラットは快適ですね。窓の電子シェードも暗くして、暫し横になります。

現地時間の21時前くらいに目覚めました。5~6時間は眠ったようです。
起き抜けでしたが、メインの牛ほほ肉を用意してもらいました。合わせたのは、赤ワイン/メルロのシャトー・スーヴェラン。

温めている間は、デザートとして用意されていたチーズの盛り合わせなどをいただきました。

そして、メインの「牛ほほ肉の煮込み ホースラディッシュ風味のマッシュポテト添え」です。牛ほほ肉ですので、言うまでもなく柔らかくホロホロとした食感で、ナイフとフォークの動きも滑らかに、モリモリといただきました。端的に表現するならば、当たりですね。

お肉の後は、デザートです。アイスクリームはハーゲンダッツであり、お代わりとなりました。
「ピスタチオシトラスケーキ ミックスベリーコンポート」というケーキもいただきました。ミックスベリー無しでも十分に美味しかったです。
ドリンクは、ヘス ・セレクト・ モントレー・カウンティ・シャルドネ 2020をいただきました。とても飲みやすく、「逆にリスキーだな」と思いながら楽しみました。


最後は、到着の2時間前を切った頃にカレーをお願いしました。「果実とスパイス香る ヴィーガンカレー」は、機材に搭載されているかを毎回確認し、あればオーダーするほど好きなメニューです。
そして、締めには再びアイスクリーム=ハーゲンダッツをいただきました。間違いないヤツです。合わせて、お勧めされたコーヒーをゆっくりと味わいました。
羽田空港へ到着

長いフライトも、ついに終了です。小雨の降る中、日本時間の17:03にタッチダウンし、そのまま第3ターミナルの106ゲートに着岸しました。
南寄りのゲートであるため、降機後は少し歩くことになります。とはいえ長時間フライトの後なので、むしろ少し歩いた方が健康的であると捉えました。22時過ぎに到着するクアラルンプールからのNH886便あたりだと、接続先の終電に間に合うかどうかでヒヤヒヤしますが、その時間帯でなければ遠くてもあまり気にはしていません。
最後に

ニューヨーク、ジョン・エフ・ケネディ空港からのフライトレポートをお伝えしました。
ビジネスクラスの特典航空券により、往路同様にTHE Roomでの帰国でした。
ほぼ個室であり、他人の目を気にしないでいられるということと、フルフラットシートで快適に休めることは大きなメリットです。
長時間フライトであることから、逆にTHE Roomを長く利用できるというのもフライト好きにはたまらない喜びでありました。
THE Roomも含め、妻も大満足のニューヨーク旅行となりました。
修行の見返りでもありませんが、このような機会を今後も増やしていきたいですね。