8:50台北発のエバー航空BR195便に搭乗しました。前日に台北へ入り、トランジットで入国。始発のMRT桃園空港線へ乗車し、桃園国際空港へと戻りました。今回の機材は、この発券で唯一のB787-10です。その時の様子を、レポートします。
この記事で分かること
EVA航空とは
EVA航空 B787-10型機の簡易スペック
BR195便、ロイヤルローレルクラスの様子
鉄路で桃園国際空港へ
台北市内のホテルに宿泊し、朝は始発のMRT桃園国際線に乗って移動しました。
駅のそばには大通りがあり、駅直結の地下街もあります。壁面は、やたらと各種キャラクターで覆われていたのが特徴的でした。大通りは、地上の横断歩道を使わずにこの地下街から抜けていくことも可能です。
台北駅が空港への始発駅となっていることから、結構な開発をしたみたいですね。
ホームへ下りると、始発にも関わらず待機している客は多かったです。とはいえ、無事に座席は確保できたので、座って移動ができました。
チケットは、自動改札がタッチ決済に対応しており、私はクレジットカードのVISAで決済しました。その他にも、mastercard、JCB、Union Payが使えますし、LINE Payなども使えます。
乗車したのは、速達車と呼ばれるいわゆる快速。改札以外では追加料金を支払っておらず、特急というよりも快速という印象です。
列車は定刻に発車し、朝靄の中を進んで40分もかからずに桃園国際空港に到着しました。
なお、この旅行は成田空港から始まっていますので、以下も併せてどうぞ。
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EVA航空とは
台湾の航空会社で、親会社は大手海運事業を手掛ける長栄海運です。トラックに”EVER GREEN”と書かれたコンテナが積まれているのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本の空港には、成田国際空港、東京国際空港、関西国際空港、中部国際空港、新千歳空港、旭川空港、函館空港、青森空港、仙台空港、小松空港、松山空港、福岡空港、那覇空港の12都市、13空港へ乗入れています。
航空連合は、ANAと同じくスターアライアンスに加盟しています。
また、サンリオ社と業務提携をしており、ハローキティジェット・ぐでたまジェット(過去)・バッドばつ丸 トラベルファンジェットなどを一部の機体への塗装、機内の備品へのプリントなどの徹底したキャラクタージェットとして人気を博し、他の機体及び航空会社との差別化を図っています。
機材紹介
この行程で搭乗したのは、ボーイング社の787-10型機です。787型機の胴長を延長したタイプに787-9型機がありますが、それをさらに延長させた機材が今回の787-10型機です。ANAも保有していて、予約やシートマップ上などでは、略称を781としています。
クラスは2つで、ロイヤルローレルクラスとエコノミークラスのみです。
座席総数は342席 (ロイヤルローレルクラス:34席、エコノミークラス:308席)で、ロイヤルローレルクラスのシートピッチは44インチ(約111.8cm)、モニターは18インチHDタッチスクリーンモニターを装備しています。
フルフラットとなるスタッガード方式を採用していて、快適な空間が広がっています。
BR198搭乗記
出国手続き
空港に着いたらチェックインです。預ける荷物はないので、チケットを貰ってサクッと出国手続きも済ませました。さほど混んでおらず、ストレスなく通過しました。
ラウンジ The Infinity
出国後はラウンジで過ごしました。旅の楽しみの一つですからね。
利用条件
・営業時間:4:30~
・入室条件:1.または2.に該当する搭乗者
└1.EVA航空 ロイヤルローレル/プレミアムローレル/ビジネスクラス
└2.スターアライアンス便のファーストクラス/ビジネスクラス
EVA航空のラウンジといえば、バンコクのスワンナプーム国際空港の煌びやかなラウンジを連想しましたが、まさに同系統でした。
飲食物は充実しています。ホットミール、コールドミール、フルーツにお酒などが揃っており、満足度は高いと思います。
個人的には、お酒と食べ物の割合が半々くらいでした。搭乗後のお楽しみも待っていますからね。
搭乗
この日のBR195便は、ゲートがB6でした。ラウンジからB6は15~20分はかかると見込んでください(歩く速さにもよりますが)。
実はこの搭乗口、ターミナル1なのです。ラウンジからは罰ゲームの遠さでした。事前にラウンジで確認したところ、15~20分との回答を得ました。よって、20分前にラウンジを出たところ、歩行スピードの速い私でも11分かかりました。このうち、動く歩道は1か所だけ使った結果です。
そのB6ゲートは、ゲートの時点でL1ドアがファーストクラス/ビジネスクラス、L2ドアがエコノミークラスという具合に分かれており、今回は左のL1ドア側から搭乗しました。
ちなみに、この時点で搭乗開始が遅延しており、出発も後ろ倒しとなることが確定していました。朝なのに。。。
シート
シートは、事前に7Aを指定していました。最も窓側の島の中でも、窓側に配置されたシートです。
直線を多用したデザインでパキっとしており、個人的には好印象でした。
モニターは18インチと大きめで、光沢感のある画面でした。
オットマンは奥深く、大柄な欧米人でも窮屈感は無いと思います。
シートには枕とスリッパ、コンフォートが用意されていました。
通路からシートへの出入り狭路ですが、逆を言えばそれだけ個室感が強いということです。
その他、シート周辺には画面操作用のリモコン、ヘッドフォン、ユニバーサルタイプの電源とUSB-Aポートなどが用意されています。間仕切りはかなり立派で、隣席からの視線をシャットアウトできました。
着席して落ち着くと、ウェルカムドリンクのサービスです。即答でシャンパンをいただきました。ステム付きのグラスが良いですね。
フライトインフォメーション
・便名:BR198
・区間:台北⇒成田
・機材:B787-10
・機体番号:B-17807
・定刻:8:50~12:55
遅延しての出発
搭乗の遅れたフライトですが、扉が閉まったのは9:10頃でした。そこからタキシングまでに約10分、最終的に離陸したのは9:37頃でした。滑走路は05Rを使用し、北東へ向かって飛び立ちました。
機内食など
離陸から20分ほどすると、テーブルクロスが用意されました。朝食の時間です。
メニューは事前に予約しておいた「牛ほほ肉とマッシュポテト」です。どうせならば、と思って事前予約でしか選べないメニューにしておきました。
前菜はシュリンプと香草で、レモンのアクセントが食欲を増進させてくれました。
食べているうちに、トーストが配布されました。好物であるガーリックトーストでした!
そしてメインがこちら。牛ほほ肉とマッシュポテトです。
ホロホロとなった牛ほほ肉を朝からいただけるなんて、なんと贅沢な・・・。当然のようにドリンクも進みます。
赤ワインは、スペイン産とイタリア産の2杯をいただきました。牛ほほ肉が美味だったため、ついつい進んでしまいました。
食後にはカットフルーツとホットコーヒー、アイス(ハーゲンダッツ・ベルギーチョコレート)をいただきました。朝からこんな贅沢をさせてもらえて、早起きした甲斐がありました!
成田空港へ到着
日本時間のお昼12時を過ぎると、四国や和歌山県などの陸地が見え始めました。実際に見えることで、帰ってきたと感じられる瞬間ですね。
そのまま太平洋上を進んで、九十九里浜から内陸へ。
成田空港を左手に見ながら、北西側にまわり込んでから、A滑走路 16Rへ13:15にランディングしました。
その後、タキシングを経て36番ゲート到着、降機しました。
成田空港では、Visit Japan Webによるトリアージを受け(選び)ながら入国手続きを進めました。
顔認証は早いですね。また、税関申告もVisit Japan Webで準備しておいたので、スムースに終えることができました。
最後に
早朝の台北駅付近を味わい、桃園国際空港から成田へ戻ってきました。
さすがのEVA航空であり、ホスピタリティを十分に感じられるサービスで、5スターエアラインに偽りなし、といったところでした。
とはいえ、日本発券はなかなかのコストを要するので、マイルに余裕がある人は特典航空券での搭乗も視野に入れると良いかもしれません。有償でもビジネスクラスという富裕層にはかないませんが、スタアラ特典でのチケットならば少しは現実味があるのではないでしょうか。
ANA、シンガポール航空と並んで、欧州へのフライトでも利用してみたいエアラインでした。