ANAのビジネスクラス THE Roomを利用して、ニューヨークへ行ってきました。今回は、妻にもTHE Roomを体感してもらうべく特典航空券をどうにか入手し、週末の弾丸旅程で行ってきました。
費用とPP単価
特典航空券なので、PP単価はありません。付与されるのは、ライフタイムマイルのみです。
フライト情報
今回利用したのは、深夜便のNH160便。半日以上の搭乗時間です。THE Roomの有り難味を実感するには、もってこいですね。
羽田空港
日本の玄関である羽田空港。ターミナルは第1~第3に分かれていて、第1はJAL(国内線)、第2はANA(国内線/国際線)が主に使用しており、それぞれの航空連合も紐づいて運用されています。第3は国際線専用です。また、2023年7月19日からはコロナ禍で休止していた第2ターミナルの南側エリアの国際線運用が再開されました。
住所:〒144-0041 東京都大田区羽田空港2丁目6−5
電話:03-6428-0888
鉄道、モノレール、車、バス、もちろんタクシーという具合にアクセス方法は複数選べます。出発地や時間などに応じて、最適な手段でのアクセスが可能です。
搭乗記
チェックインカウンター~保安検査場

出発当日は通常通りに仕事をしていたので、職場からダイレクトに羽田空港へ向かいました。
妻とは羽田空港 第3ターミナルで合流し、順次チェックインカウンターへ行って荷物を預けてチケットを受け取りました。ペーパーレス化が進みますが、古い人間なので旅の記念にチケットは欲しい派なのです。
保安検査場は、ビジネスクラスの搭乗により優先レーンが使えて、一般の列をごぼう抜き。検査は、保安検査場に向かって左端のエアクルーなどのレーンの手前側にて受けました。ここでは、PCやバッテリー類はカバンから出さなくても良いので助かります。ちなみに、他のレーンでも出さずに検査を受けられます。問題なく通過し、出国のスタンプを押印してもらって出国しました。
ラウンジ〜搭乗

出国後は、シャワーと飲食のためにラウンジへ向かいます。ダイヤモンドメンバーなので、ANA SUITE LOUNGEを利用しました。
妻も一緒に受け付けてもらい、同一便に乗ることを確認してもらいました。
ラウンジにシャワーは4箇所であることから、まずはシャワーの予約です。その待ち人数に応じて、機内食までの繋ぎの飲食を楽しみました。
やがてシャワーの呼び出しがあり、この日は2番ルームにアサインされ利用しました。シャワーのタイプはハンド式とレインフォール式の2種類。水圧は十分な強さです。MIKIMOTO製のシャンプー、コンディショナー、ボディソープが備え付けられています。その他にも、雪肌精の化粧水をはじめとしたアメニティが揃っています。

ラウンジ内での飲食は、無料で楽しめます。この後は機内での長旅が待っているので、そこそこにしておきました。

搭乗口は、ラウンジ出入口至近の110番でした。チョイ早めに行きましたが、写真のように賑わっていました。機材がB777-300ERとファーストクラス設定があることから、グループの表示には”FIRST CLASS”が書かれています。

予定よりも少し遅れて、22:30過ぎに搭乗が開始されました。写真の通り、L1ドアはファーストクラス専用でした。右の通路を利用し、L2ドアから搭乗しました。
THE Room

機内に入ると、THE Roomが出迎えてくれました。
全体的に照明は控えめで、青白い空間となっていました。

シートは15A。ビジネスクラスは大小3つのブロックに分かれているうちの、中央にある大きな島にあるシートです。その中で、後ろから2番目の窓側の列の窓側(後ろ向き)のシートです。

このTHE Roomでは、A,E,F,K列列は進行方向に対して後向きに着席します。互い違いにすることで、スペースを無駄なく使うための構造です。
更には、シートと通路の間に半自動の扉(間仕切り)があり(縦と横の2種類)、これを使うことで個室風(=Room)になるという仕組みです。
半自動というのは、閉めるときはボタンの長押しで閉まるのですが、開けるときは手動となっているためです。
今回は、扉がクローズ状態の写真を撮り損ねたため、以下にANAが公式サイト上で紹介しているページをご覧ください。
その他にも、THE Room内で快適に過ごすための仕掛けが色々とあります。

シートは、フルフラットになり間ます。これに、敷布団と掛け布団がセットでついており、快適な眠りが期待できます。

モニター下のオットマンは、奥に深い構造となってます。フルフラット時には、ここに足を入れることでベッドに早変わり。寝返りも打てます。

シャンパンの写っている上の写真では、お隣E列のシートが見えます。奥には、F列との間仕切りがあることがお分かりいただけるかと思います。

シートの前には、24インチの大型4K対応モニターが設置されています。迫力ある画面なのに、精細さも備わったさすがのモニターです。

スイッチ類は視認性が高く、機内が暗めのお休みモード時であっても、ハッキリと見えながらも眠りの邪魔をしないマットさも兼ね備えた絶妙さとなっています。

電源はモニター横の収納ボックス内、下方にユニバーサルタイプが用意されています。その横には、USB-Aポートが1つあります。HDMIポートもありますが、これは使えないようです。

テーブルはモニターの下に収納されており、引き出して使用します。収納時は折り畳まれているので、引き出した後に横に広げて使用します(上の写真では左に広げています)。
このように、お籠りするには十分な空間と設備が用意されています。
フード&ドリンク
このNH160便は深夜便なので、離陸後は夕食ではなく”いつでもどうぞ”の軽食からとなります。
安定飛行に入り、ベルト着用サインが消えるとドリンクサービスが始まります。小腹を満たしたい場合は、この軽食で調整ができます。
このフライトでは、離陸後は一眠りをしてから軽食やドリンクをいただきました。


4~5時間の睡眠から目覚めた後は、一風堂 プラントベース ラーメン ~プラとん(Pla-Ton)~をいただきました。
味変アイテムの赤丸もついており、1度で2つを楽しめました。
また、その後にはアミューズが運ばれてきました。シャンパンと一緒にいただきました。
続いてはドリンクのご紹介です。


日本酒・焼酎・ワイン・カクテル・ウィスキー・ブランデー・ソフトドリンクなど、たいていのものは揃っています。
上のスクリーンショットは、このフライトに用意されていたメニューです。


日本時間の翌日9時を過ぎて、食事のサービスが開始されました。
和食と洋食から選ぶのですが、今回は洋食にしました。メインは牛フィレ肉です。ワインは白が好きなので、肉でしたが迷わず白にしました。
コロナ禍前はコースで提供されていましたが、コロナ禍からはワンプレートでの提供となりました。CAさんの工数も減って、良いことだと個人的には感じています。
JFK空港へ到着

食後はゆっくり過ごしました。THE Roomにいれば、ゆっくり過ごしたくなりますからね。
やがて着陸態勢に入り、現地時間の21:36にタッチダウンして夜のジョン・F・ケネディ空港に到着しました。
日本を夜に出て、寝て、着くとまた夜→そして寝る、という行程となりました。
最後に

今回は、N160便で羽田空港からニューヨークのJFK空港へのフライトでした。
10時間25分という長旅でしたが、THE Roomのおかげで体への負荷はかなり軽減され、降機後に不快や不調などはなく、動きも軽やかでした。
ビジネスクラスであったことから降機も早く、その分で入国審査への順番待ちも早めに並べました。降機後、20~30分程度で入国できました。
快適なTHE Roomは、何度でも利用したいシートです。機会があれば、ぜひ体験してみてください!